内容説明
国際数学オリンピック・アメリカ代表チームの訓練や選抜で使われた問題から選り抜かれた103問を収めた三角法の精選問題集。三角法に関する技能や技術を徐々に作り上げてゆくことができる。第1章には三角法に関する基本事項をまとめた。
目次
1 三角法の基礎事項(直角三角形を用いた三角関数の定義;箱の中での考察;直角を作る;単位円周に沿っての考察 ほか)
2 基本問題
3 上級問題
4 基本問題の解答
5 上級問題の解答
6 用語集
著者等紹介
アンドレースク,T.[アンドレースク,T.][Andreescu,Titu]
ティミショアラ西大学(ルーマニア)でPh.Dを取得。博士論文の内容は“ディオファントス解析とその応用についての研究”であった。現在は、ダラスのテキサス大学で教鞭を執る。アメリカ数学オリンピック委員会の前議長であり、MAA American Mathematics Competitionsの理事(1998‐2003)、アメリカIMOチームのコーチ(1993‐2002)、数学オリンピック夏期プログラム(MOSP)の理事(1995‐2002)、アメリカIMOチームの団長(1995‐2002)を歴任。2002年、世界で最も権威ある数学競技会IMOの中心となる委員会IMO Advisory Board(IMOAB)のメンバーに選出。2006年、Awesome Math Summer Program(AMSP)を共同で創立し、理事を務める
フェング,Z.[フェング,Z.][Feng,Zuming]
ジョンズホプキンス大学にてPh.Dを取得。学位論文は代数的整数論と楕円曲線についての内容。現在、Phillips Exeter Academyで教鞭を執る。アメリカIMOチームのコーチ(1997‐2006年)、アメリカIMOチーム副団長(2000‐2002年)、MOSPのアシスタントディレクター(1999‐2002年)を歴任した。また、1999年からアメリカ数学オリンピック委員会のメンバーであり、2003年からはアメリカIMOチームの団長を務め、MOSPでは学術部門ディレクターである。2006年にAMSPを共同で創設し、こちらでも学術部門のディレクターを務める
小林一章[コバヤシカズアキ]
1940年東京都に生まれる。1966年早稲田大学大学院理工学研究科修了。現在、(財)数学オリンピック財団理事長。理学博士
鈴木晋一[スズキシンイチ]
1941年北海道に生まれる。1967年早稲田大学大学院理工学研究科修了。現在、早稲田大学教育学部教授。(財)数学オリンピック財団専務理事。理学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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