内容説明
深く独創的な思索と信心、自覚的解釈によって、親鸞の教えを現代人に身近なものにした曽我量深師。師が晩年、東京を中心に全国各地で一般の人びとに向かって説いた教えを聞書きし、雑誌『中道』に掲載された10年に亙る貴重な講話を初めて書籍化した(全5巻)。
目次
仏とは
大行大信
宿業
さとりの道と救済の道
あきらかにそのもとを求む
仏教における人間像
著者等紹介
曽我量深[ソガリョウジン]
明治8(1875)年、新潟県味方村の円徳寺に出生。明治32年、真宗大学本科卒業。明治36年、清沢満之の「浩々洞」に入る。明治37年、真宗大学研究院卒業。真宗大学教授に就任。唯識学を講義。大正5(1916)年、東洋大学教授に就任。第正14年、大谷大学教授に就任するも、昭和5(1930)年、異安心問題で辞任。昭和16年、真宗大谷派講師、大谷大学教授に復帰。昭和34年、東本願寺侍董寮寮頭に就任。昭和36年、大谷大学学長に就任。昭和46(1971)年6月20日、逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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