情動学シリーズ<br> 情動と犯罪―共感・愛着の破綻と回復の可能性

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情動学シリーズ
情動と犯罪―共感・愛着の破綻と回復の可能性

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  • サイズ A5判/ページ数 179p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784254106992
  • NDC分類 326.34
  • Cコード C3340

出版社内容情報

深刻な社会問題に情動研究の諸科学はどうアプローチするのか。犯罪の防止・抑止への糸口を探る。深刻化する社会問題に情動研究の諸科学はどうアプローチするのか。犯罪の防止・抑止への糸口を探る。〔内容〕愛着障害と犯罪/情動制御の破綻と犯罪/共感の障害と犯罪/社会的認知の障害と犯罪/犯罪の治療:情動へのアプローチ

1. 愛着障害と犯罪  [岡田尊司]
1.1 再認識される愛着の重要性
1.2 愛着理論の誕生と発展
1.3 愛着(アタッチメント)とは何か
1.4 愛着障害と反社会性の萌芽
1.5 不安定な愛着と攻撃的行動
1.6 情動および行動のコントロールと愛着の安定性
1.7 共感性の発達と愛着
1.8 虐待を受けた子どもと犯罪
1.9 「誰でもよかった」型犯罪と回避型愛着
1.10 父親との愛着の問題
1.11 家庭内暴力,DVと愛着障害
1.12 依存症にともなう犯罪と愛着障害
1.13 窃盗癖と愛着障害
1.14 性犯罪と愛着障害
1.15 愛着の関与は希望の灯ともなる

2. 情動制御の破綻と犯罪  [齋藤 慧]
2.1 情動システムとは
2.2 情動を生み出す仕組み(視床下部,大脳基底核,扁桃体など)
2.3 情動を制御する仕組み
2.4 情動発現システムの異常と犯罪
2.5 情動制御システムの異常と犯罪
2.6 摂食異常,性欲異常と犯罪
2.7 愛欲と犯罪

3. 共感の障害と犯罪  [増井啓太]
3.1 共感とは何か,冷酷さとは何か
3.2 共感を担うシステム
3.3 情動的応答性と共感
3.4 情動的共感と認知的共感
3.5 情動的共感の障害と犯罪
3.6 認知的共感の障害と犯罪
3.7 愛着障害と共感の未発達
3.8 サイコパシーと共感の障害
3.9 無差別犯罪と共感障害

4. 社会的認知の障害と犯罪  [高岸治人]
4.1 表情の認知障害と犯罪
4.2 社会的認知の発達と養育環境
4.3 社会的認知の発達と遺伝要因
4.4 反社会性パーソナリティ障害と社会的認知の障害
4.5 「心の理論」の異常と犯罪
4.6 危機の認知と犯罪
4.7 情動制御の異常と犯罪
おわりに

5. 犯罪の治療:情動へのアプローチ  [玉村あき子]
5.1 考慮すべき点
5.2 アセスメント
5.3 心理的特徴
5.4 心理療法
5.5 選択と責任について
おわりに

福井 裕輝[フクイ ヒロキ]
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岡田 尊司[オカダ タカシ]
編集

目次

1 愛着障害と犯罪(再認識される愛着の重要性;愛着理論の誕生と発展 ほか)
2 情動制御の破綻と犯罪(情動システムとは;情動を生み出す仕組み(視床下部、大脳基底核、扁桃体など) ほか)
3 共感の障害と犯罪(共感とは何か、冷酷さとは何か;共感を担うシステム ほか)
4 社会的認知の障害と犯罪(表情の認知障害と犯罪;社会的認知の発達と養育環境 ほか)
5 犯罪の治療:情動へのアプローチ(考慮すべき点;アセスメント ほか)

著者等紹介

福井裕輝[フクイヒロキ]
1969年アメリカ合衆国インディアナ州に生まれる。1992年京都大学工学部卒業。1999年京都大学医学部卒業。2007年国立精神・神経センター精神保健研究所・室長。現在、NPO法人性犯罪加害者の処遇制度を考える会・代表理事。一般社団法人男女問題解決支援センター・代表理事。博士(医学)

岡田尊司[オカダタカシ]
1960年香川県に生まれる。2001年京都大学大学院医学研究科修了。京都府立洛南病院、京都医療少年院等への勤務を経て現在、岡田クリニック・院長。博士(医学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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