科学史ライブラリー<br> 科学革命の先駆者シモン・ステヴィン―不思議にして不思議にあらず

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科学革命の先駆者シモン・ステヴィン―不思議にして不思議にあらず

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  • サイズ A5判/ページ数 460p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784254106428
  • NDC分類 289.3
  • Cコード C3340

内容説明

シモン・ステヴィン(1548‐1620)は現ベルギー出身の数学者、技術者、自然科学者である。科学革命に先行する時代を代表する人物の一人であり、その業績は時代を先がけ多岐にわたる。その多くがオランダ語でかかれたこともあり、国際的な知名度はいまひとつであるが、彼はガリレオに先んじて数学的自然科学を提唱した。ステヴィンは永久運動が不可能であるという原理から力の分解と合成の法則を語り、パスカルに先立って静水力学の逆理を導き出した。今日通貨や度量衡の単位には十進法が採用されているが、これをはじめて提唱したのも、そのために必要な十進小数とその計算規則を確立したのも、ひいては連続な実数という観念を予見したのもステヴィンである。そしてステヴィンは科学と技術を結びつけた。「シモン・ステヴィンのすばらしき世界」を知ることは、とりもなおさず今日の我々の社会を成り立たせているさまざまな「常識」の成り立ちを知ることにもつながるであろう。

目次

シモン・ステヴィンとルネサンス
宗教亡命者ステヴィン?
十進小数導入に成功した人物
技術者にして発明家
経済学者のさきがけ
「不思議にして不思議にあらず」―『計量法原論』と『水の重量についての原論』、静力学と静水力学に関する16世紀で最も重要な著作
イタリアとフランスの代数学をつなぐ環
ステヴィンによるオランダ語への寄与―われらが言語の偉大なる豊饒さに鑑みて
透視画法理論―「視覚論について」
非凡な教育的才能―ステヴィンの「視覚的言語」
未完の楽典―『歌唱法の理論』
ステヴィンとその仕事への反響
解説 シモン・ステヴィンをめぐって―数学的自然科学の誕生

著者等紹介

山本義隆[ヤマモトヨシタカ]
1941年大阪府に生まれる。1971年東京大学大学院理学系研究科博士課程中退。現在、駿台予備学校講師

中澤聡[ナカザワサトシ]
1976年東京都に生まれる。2002年東京大学大学院総合文化研究科修士課程修了。現在、東京大学大学院総合文化研究科博士課程(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Steppenwolf

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E本書は,監修者山本義隆氏の小数と対数の発見の中で10進位取り記数法の提唱者として紹介されたステヴィンの伝記である。恥ずかしながら50代後半までこの人のことを知らなかった。科学技術そして一部芸術まで横断した多彩な人である。また特に数学というか数理科学というかにおけるマイルストーン的な記述である。山本氏の解説も面白い。気になったのは本文中ステヴィンの本からの引用を古臭い日本語で記述されていた。訳者のこだわりかとも思うが,現代語訳で良かったのではないか。2019/02/20

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