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1 ~ 1件/全1件
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Aoi-Takt本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
藤月はな(灯れ松明の火)
39
これはロボットのプラハことヒロちゃんと人間のチカちゃんとの恋を描いた百合漫画である。俺、こういうの、待ってたんだよ!!しかし、「変わることが少ししかできないロボットは、常に変わり続けていく人に恋することができるのか?」と問いが根底にある。自分はどんどん、変わっていくからこそ、今、一瞬が大切。だけど「好きでい続けることは一方通行でしかないのではないか」という不安もある。それが時間が経つことで証明できるという展開が心憎いですね。個人的にヒロちゃんに危機管理のつけられた時の澄岡さんの言葉が印象的でした。2014/11/23
イーダ
32
手塚治虫のSFをちょっと乙女チックにしてリアルにしたような。そんな風に感じるのもトシなのかな。チカちゃんの成長とヒロちゃんの成長とは別物なのに、共に歳を重ねてる感じがしていいですね。ヒロちゃんはロボットだけど、彼女は彼女なりに色々「考え」て「自我」を獲得したんですね。色々深いマンガです。2014/12/01
有理数
21
傑作。非常に美しい。ロボットの女の子と人間の女の子。このロボットという設定をここまで惜しみなく使って、こんなにも切なくて可愛らしくて美しい関係を描けるのだなあと、本当に心が震えました。ロボットなのだから、様々な制約がある。雨の日は開発チームの人間が迎えに来るのを待たなくてはいけない。そして、感情もないし、キスも統計で行うし、本当の意味で誰かを好きにならない。そんな制約があるからこそ、奇跡のようなエラーが輝く。そして、そこへ導くための絆。素敵な物語でした。2015/01/24
幸音
17
だいたい人と同じことができるロボットの女の子ヒロちゃんと幼馴染みの人間の女の子チカちゃんの、数年にわたる物語。あっさりした感じのSF百合漫画なのかな?と思って読んでいたら最後泣いた。本当にぽろっと涙が出てきた。17歳という今しかない一瞬をヒロちゃんと一緒に過ごしたいと零すチカちゃんの思いが切実。研究所の人達による調整やアップデートよりも遥かに影響を及ぼしているチカちゃんの存在が大きく、ヒロちゃんなりの愛し方が素敵。これはロボットであり、チカちゃんを好きな彼女にしかできない愛し方だと思う。美しくて良い百合。2015/03/14
クロエ
17
今までの『Collectors』や『宝石色の恋』とは少し作風は違いますけど ピュアな感じで、好きって気持ちがストレートに伝わってくる、切なくも 心に染み渡る。 2人の成長とともに想いも成長していって、素敵な百合でした。 好きだけど、この気持ちはどうしたらいいんだろう・・・。 女の子だけど相手がロボットならなおさらだと思う。 でも、それだけ相手の事が想って、想い続けてきたからこそ 葛藤も生まれる。 自分と相手に向き合おうって思えるんだと私は思っていたい。 今日、この作品に出逢えて本当によかった。2014/11/16
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