内容説明
本書は、公的金融もしくは公的部門がこれまでどのような役割を果たしてきたか、また、今後どのような役割を果たしうるかを、理論的・実証的に分析することを試みたものである。
目次
第1章 寡占的金融市場と公的金融仲介
第2章 公的金融の費用条件―コンポジット・コスト・ファンクションによる推計
第3章 非対称情報と公的金融
第4章 企業の借入と政府系金融機関の役割―エージェンシー問題と政府系金融機関の誘導効果の推計
第5章 社会資本の生産力効果と最適水準
第6章 社会資本の評価と課題
第7章 新しい社会資本整備の在り方