内容説明
古典から最新まで、世界のだまし絵を大きな図版で紹介。自分の目が信じられなくなる!不思議な錯視。だまし絵や錯視の知識を深めるコラムや楽しい実験や工作のコーナーも充実。
目次
第1章 だまし絵(トロンプ・ルイユ;アナモルフォーズ;不可能図形;かくし絵 ほか)
第2章 錯視(錯視って何だろう?;形の錯視;明るさの錯視;色の錯視 ほか)
著者等紹介
椎名健[シイナケン]
筑波大学名誉教授。1941年、千葉県に生まれる。1965年、千葉大学文理学部人文学科心理学専攻卒業後、東京教育大、ペンシルバニア州立大等で学ぶ。鳥取大学、筑波大学、文教大学などで教授を歴任。日本錯視コンテスト審査員。専門は知覚・実験心理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nana
87
図書館で。貸出し禁だったけど、またゆっくり読みたい。目の錯覚ってふしぎー。2019/05/30
井月 奎(いづき けい)
37
ひとしきり楽しんだ後に、すうっと冷たいものが首筋を通る感触がします。人は簡単にだまされる、または錯覚をおこしてしまうのですね。そして隠されたものを見つけるのも難しいのです。ジュゼッペ・アルチンボルドの絵は二重三重に意味を探りつつ観賞する絵ですが、ユーモアを通り越して心を寒からしめる静物による人物描写はなにを語りかけてくるのでしょう。心を強く持たないとどこかに連れて行かれてしまいます。視覚という根本的な感覚がこうも簡単にだまされるのは足元を揺さぶられる気分で、自己がゲシュタルト崩壊をおこすような感覚です。2016/06/14
よこしま
23
だまし絵なのに表紙がないと視てもらえないです(苦笑)◆だまし絵の存在を知るより、中学時代の成立してなかった授業中、ノートの悪戯書きが知らずに、だまし絵になっていたことで親近感があります^^;◆やはり、あとあと大学時代に苦労することになる“遠近法”が絡んでおり、この本を読んで美術の難しさが理解できます。◆フランスのリヨンには沢山の建物自体が、だまし絵になっており、観光客が楽しめますね(o^^o)2015/04/12
壱萬参仟縁
21
https://youtu.be/d4K-Jj8uDG42022/01/11
こぽぞう☆
12
図書館本。子どもの本のコーナーから。トロンプルイユから、最新(と言っても刊行時だが)の錯視まで網羅。楽しく眺めた。夫と息子も気に入ったようだ。2019/03/25