出版社内容情報
なぜ親は私を愛してくれなかったのか。長年抱えてきた怒りをついに捨てた時、著者の心と身体に起きた奇跡とは――? 感動の名講演。
さあ、怒りを捨て、自由になろう。感動の名講演。どうして親は私を充分に愛してくれなかったのか――。幼い頃からずっと「怒り」を抱え続け、それゆえ常に周りの人々に苛立ち、冷淡に振る舞って生きてきた著者。長い苦しみの末、ついに怒りを捨て去ることに成功したとき、著者の心と身体に起きた素晴らしい奇跡とは? 世界中の人が感動した、人気僧侶による名講演。
内容説明
「怒り」は心のムダづかい。「張り合う」のをやめて、心と身体の効率をアップさせよう。人生が変わった―世界中の人に奇跡を起こした名講演。
目次
ネガティブなことへの対処法(「ネガティブなこと」を人生から減らす;心と身体の効率性;「無駄な仕事」が心を消耗させる;「苛立ち」を観察する;とにかく他人を褒めてみる ほか)
許すこと(瞑想で安らぎを得る;親に愛されなかった子ども時代;「平静」と「冷淡」の違い;「死を想う」修練;父の孤独について ほか)
著者等紹介
ジョーティカ,ウ[ジョーティカ,ウ] [Jotika,Sayadaw U]
1947年、ミャンマー生まれ。世界各国で瞑想指導を行う、テーラワーダ(上座部)仏教の人気僧侶
魚川祐司[ウオカワユウジ]
1979年生まれ。東京大学卒業後、ミャンマーで仏教を学ぶ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
モリー
56
自分を取り巻く人や環境を変えるのは難しい。しかし、自分が世界の見方を変えることは可能だ。それを選択するかしないかは自分次第だ。自分は頑張って生きていこうとしているのに、どうして彼らは私の足を引っ張るのだろうかと思うことがある。実のところ、私のそういう考え方こそが、心に強いストレスを生じさせていたのかもしれない。ストレスフルな心は、人を罰しようとする。人を裁かずにはいられない。ストレスから生じる怒りが炎を上げるとき、多くのエネルギーが消費される。心と体は繋がっているものだから、怒りはその両方を疲れさせ↓続く2023/12/30
れい
11
【図書館】人を許すということに対してのやさしい実践方法と、効果について。自身の経験に基づいて書かれている。本当に許しがたい出来事もあるとは思うが、それでも許したほうが自分の身が自由になる。確かにそうだろう。関係性が今はない相手に対しては、相手は罰されないままだが・・・それでよいと思える境地になれるのだろうか?許すのは、相手のためではなく、結局は自分のためなのかもしれない。2015/08/02
ねこさん
9
作為なき心の持つ平穏性の回復、他者との関係性、特に苦の根源となりうる不当な扱いの構造理解と能動的受容を勧めている。しかし問題は、その経験が恥辱感を伴うが故に、人は顕在意識から抹消したり、それが正当な他者評価だと断定してしまうことにある。これを単純に「ゆるす」と名辞して行為に結びつけるのは、ある規定を反作用的に規定し直すことでもあり、それを通過しない安らぎは本来的でないという暗示、新たな禁止の苦を生んでしまう危険性がある。ページ数を増やす為の本文の組み方の白々しさもあり、得るものが感じられなかった。2017/01/03
ももたろう
9
著者はテーラワーダの有名なサヤドーであるウ・ジョーティカ。彼は専門用語を使わず、日常生活で役立つ実践的な事を本書で語っていた。「マインドフルである時は反応することが少なくなる。あなたは状況に気づいているのです。ですから、ただマインドフルであることによって、あなたは自分のストレスレベルを減少させることができる」反応することが少なくなる、というのがまさに私には必要なこと。現代人の私にはとても分かりやすかった。2015/08/02
ののまる
7
自分自身が自由になるために。2016/03/27
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