総力戦体制と地域自治―既成勢力の自己革新と市町村の政治

総力戦体制と地域自治―既成勢力の自己革新と市町村の政治

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 335,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784250990359
  • NDC分類 318.2
  • Cコード C3021

内容説明

1920~40年代、地域コミュニティーの担い手はいかに形成されたか―“既成勢力の自己革新”をキーワードに、市町村レベルの独自な政治過程を解明し、県・中央レベルとの相互規定関係を活写。

目次

第1部 市町村の社会と政治(「惜春会」の形成と展開―大正末期~昭和初期における既成勢力の“自己革新”;経済更生運動と基底における政治的変化―茨城県結城郡五箇村を中心に;地方都市の政治過程―水海道町を中心に)
第2部 県レベルの政治的変化(政党政治・普通選挙と大恐慌;恐慌下の「運動」と県行政;日中戦争と県政の変化 ほか)
第3部 既成勢力の自己革新とグライヒシャルトゥング―農村・都市社会における総力戦体制と中間層(中間層の過去と現在;1920年代の地域コミュニティと旧中間層―既成勢力の自己革新;第一のグライヒシャルトゥングとコミュニティー―総力戦体制期における中間層)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Naoya Sugitani

0
総力戦体制と題しているが、茨城県の中で民政党系の団体が「自己革新」によって新たな支持基盤を開拓しようとしていたことを究明するなど、デモクラシー期の動きにも注目している。著者の『戦時戦後体制論』と並ぶ代表的研究。総力戦体制論の作品としてだけでなく、大正・昭和期の地域政治史研究としても優れたものとなっている。2017/09/13

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/408129
  • ご注意事項

最近チェックした商品