内容説明
これまで発展段階論や時代区分論のなかで議論されてきた土地所有の問題を、新たな研究動向をふまえつつ多角的な視点から再考。中世・近世の研究者が会した意欲的な試み。
目次
中世・近世土地所有史の現在
第1編 土地所有と「職」・村(中世前期における下級土地所有の特質と「職」;中世後期における下級土地所有の特質と変遷;中・近世移行期の村と土地―作職と村内武士を中心に)
第2編 土地をめぐる土豪と村人(菅浦村の土地売買;売買・貸借にみる土豪の融通と土地所有;一七世紀における土豪の土地所持の変化―近江国坂田郡井戸村氏を事例として)
第3編 検地と村落(太閤検地帳はどのように作成されたか;近世初期検地の性格と村落;検地と村と百姓―「年貢請負人」と「土地所有」をめぐって)
著者等紹介
渡辺尚志[ワタナベタカシ]
一橋大学
長谷川裕子[ハセガワヤスコ]
日本学術振興会特別研究員
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 電子書籍
- 管理職はいらない AI時代のシン・キャ…