出版社内容情報
母・雪江のお供で城崎温泉に出かけた
浅見光彦が、幽霊ビルで三人目の犠牲者に
遭遇! 警察は自殺と断定するが…。
浅見光彦は母親の雪江のお伴で兵庫県の城崎温泉を訪れた。
彼には但馬に残る土蜘蛛伝説の取材もあり、郷土史家の安里家を訪ねたが孫の利昌が応対に出て、何の成果も得られない。
翌日光彦は、レンタカーで母親と出石へ行く途中、かつて金の先物取引の詐欺事件で有名な保全投資協会の幽霊ビルで、
3人目の死者が出た事件に遭遇する。
警察では3人共自殺としたが、彼の勘では他殺である。
そこで第1の死者、水野を調べ始めた光彦は、出石焼の作陶家の娘、矢沢まゆ子と再会―思いがけず但島伝説と殺人事件を繋ぐ接点に…。
長篇傑作ミステリー。
自作解説、浅見光彦ミステリー紀行の
当該作エッセイ、山前譲氏の解説を収録した
決定版!
【目次】
内容説明
母・雪江のお伴で城崎温泉を訪れたルポライターの浅見光彦は、偶然死体発見現場に遭遇する。そこはかつて金の先物取引の詐欺事件で悪名高い保全投資協会の〈幽霊ビル〉で、この一年で三人の死者が出たという。はじめの二人は自殺と断定、今回もその可能性が高いと警察はいうが、不審を抱いた浅見は調査に乗り出す。城崎、出石、亀岡…浅見光彦シリーズ、会心の長篇旅情ミステリー!
著者等紹介
内田康夫[ウチダヤスオ]
1934年東京都生まれ。80年、『死者の木霊』で作家デビュー。2018年3月13日逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。



