内容説明
北辰一刀流千葉道場の娘、佐那は十代にして免許皆伝、その美貌も相まって「千葉の鬼小町」と呼ばれていた。道場に入門した土佐の坂本龍馬に手合わせを申し込まれたことを機に、二人は惹かれ合い将来を誓う。京都へ赴く龍馬に、佐那は坂本家の桔梗紋が入った袷を仕立てる。だが袖を通すことなく龍馬は非業の死を遂げた。佐那は袷の右袖を形見として…。幕末の動乱に翻弄された愛の物語。
著者等紹介
藤原緋沙子[フジワラヒサコ]
高知県生まれ。立命館大学文学部史学科卒業。小松左京主宰「創翔塾」出身。2013年「隅田川御用帳」シリーズで第二回歴史時代作家クラブ賞シリーズ賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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- あした死ぬには、 3