出版社内容情報
クリスマス・イブ、マリーはたくさんのプレゼントの中からくるみ割り人形を見つけます。その夜、マリーのまわりで次々と不思議なことが起こりはじめて……。
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クラシックバレエでもおなじみの『くるみ割り人形』の原作小説。
バレエ版と原作とでは、ストーリーが違うことをご存じでしたか？
意外と知らない“本当の物語”を読みやすい新訳でお届けします。
夢と現実が溶け合って紡ぐ、幻想的で不思議なファンタジーの傑作を、美しいイラストとともにお楽しみください。
内容説明
クリスマス・イブ、マリーはプレゼントの中からくるみ割り人形を見つけます。かっこいいとは言えない見た目のくるみ割りを、一目で好きになってしまったマリー。だれよりも愛情を持って大切にすると約束します。その夜、マリーの周りで次々と不思議なことが起こりはじめて―。夢と現実が溶けあってつむぐ、美しい幻想の世界がここに！小学校中学年から。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
MI
103
ジゼルというバレエの話を読んで図書館でバレエのくるみ割り人形という児童書を見つけ、手に取った。「くるみ割り人形」の音楽はチャイコフスキーの作曲、元のお話を作ったのはE.T.A.ホフマンというドイツ人作家。「くるみ割り人形とネズミの王様」という物語をフランスの作家が小説に書き下ろし、それをバレエに脚本を書いたもの。 くるみ割り人形はネズミの女王が、ハンズペターに魔法をかけ、くるみ割り人形にした。魔法をとくカギは、ネズミ女王の息子を倒し、可愛らしい女の人に心から愛されること。名作を読んでみるのも興味深い。2023/02/10
なま
12
★3 クリスマスイブのプレゼントで｢くるみ割り人形｣を見つけたマリー。ストーリー理解をするならわかりやすくて良い。千一夜物語と同じく入れ子構造の物語で7つの頭を持つネズミは怖いけどチョコレート王国やキャンディ町、ジャムの林な、ワクワク要素満載。どんな相手にも心配りを忘れず本質を見通す力、容姿がどうであれ素直に相手の気持ちに寄り添う力、勇気を持ち恐ろしい相手にも立ち向かう力、昔から語りつがれるファンタジー。2023/07/30
