内容説明
美濃国府の館に仕える下人の赤兄は、数年来病臥する夫を持つたもとの逢瀬に溺れていた。折から美濃国を跋扈する盗賊の首領八首が配下の密告により捕えられ処刑されたが、獄吏を命じられた赤兄が持ち場を離れ、たもと密会中に八首の遺体が盗まれた!愛する赤兄の窮地を救うため、たもが取った恐るべき行為とは…。表題作他、時代小説の第一人者が人間の業を鋭く描く傑作集。
感想・レビュー
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星落秋風五丈原
14
1985年6月集英社より刊行された「蜜柑庄屋・金十郎」を改題。美濃国府の館に仕える下人の赤兄は、数年来病臥する夫を持つたもとの逢瀬に溺れていた。折から美濃国を跋扈する盗賊の首領八血が配下の密告により捕えられ処刑されたが、獄吏を命じられた赤兄が持ち場を離れ、たもと密会中に八首の遺体が盗まれた。愛する赤兄の窮地を救うため、たもが取った恐るべき行為とは?2002/12/30
アクセプター
1
暗いめげる、ストレス解消向きではない2013/06/23
kayoshi
0
★★★★・ 2008/10/24