歌はそこに遺された

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歌はそこに遺された

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  • サイズ 46判/ページ数 368p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784198659981
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

『答えのない時代に、創る意味を問う。その
覚悟に心から敬意を』
 ――池澤春菜(声優・作家)

『ネットとAIで「本物」と「正しさ」を見
失った世界を撃ち抜く1冊!』
 ――宇田川拓也(ときわ書房本店)


彼女は死後、
世界一の歌姫になった。

今世紀最もエモい、
近未来法廷ミステリーの誕生!


「私と一緒に、ストーリーを作ろう。君が歌う
からこそ意味がある理由を作ろう」
 新進女性シンガー、荒井海鈴が殺された。彼
女の遺作『人魚』は、死をきっかけに大ヒット
する。生成AIの楽曲が隆盛の時代に、生身の
人間の作った曲がここまでバズるのは異例だっ
た。「あれを作ったのは、AI」と嘯く、海鈴
殺害の容疑者・備藤龍彦の言動に違和感を覚え
た東京地検公判検事の堂崎千也は、独自調査の
一環で、彼女が所属していた事務所を訪ねる。
社長の椎名栄弥は、一般的な芸能事務所の顔と
は別に、レッスン提供を主体とした怪しげなビ
ジネスに手を染めているようだった……。
『沈没船で眠りたい』で読書界を唸らせた気鋭
が贈る、今世紀最もエモーショナルな、近未来
法廷ミステリーの誕生!


目 次
序 章 歌姫
第一章 人魚
第二章 潜行
第三章 漸深
第四章 深海
第五章 海底
第六章 発信源
【参考資料】

cover illustration/鈴木康士
cover design/岩郷重力+WONDER WORKZ。

内容説明

「私と一緒に、ストーリーを作ろう。君が歌うからこそ意味がある理由を作ろう」新進女性シンガー、荒井海鈴が殺された。彼女の遺作『人魚』は、死をきっかけに大ヒットする。生成AIの楽曲が隆盛の時代に、生身の人間の作った曲がここまでバズるのは異例だった。「あれを作ったのは、AI」と嘯く、海鈴殺害の容疑者・備藤龍彦の言動に違和感を覚えた東京地検公判検事の堂崎千也は、独自調査の一環で、彼女が所属していた事務所を訪ねる。社長の椎名栄弥は、一般的な芸能事務所の顔とは別に、レッスン提供を主体とした怪しげなビジネスに手を染めているようだった…。『沈没船で眠りたい』で読書界を唸らせた気鋭が贈る、今世紀最もエモーショナルな、近未来法廷ミステリーの誕生!

著者等紹介

新馬場新[シンバンバアラタ]
1993年神奈川県生まれ。明治大学法学部卒業。2020年『月曜日が、死んだ。』で第3回文芸社文庫NEO小説大賞を受賞しデビュー。22年『サマータイム・アイスバーグ』で第16回小学館ライトノベル大賞優秀賞を受賞。一般小説、ライトノベルのみならず、ゲームのシナリオライターとしても活動中。日本SF作家クラブ会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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パトラッシュ

121
著作権問題について少し勉強したので、生成AIによる楽曲が当然の時代との設定がどうしても納得できない。音楽分野でのみ創作者の権利などゴミ扱いなのに、映像やゲーム、文学に漫画などでは守られるなんて巨大な文化資産を誇る先進各国が認めるわけがない。無茶な事態が前提の犯罪など嘘くさくて白けてしまうのに加え、殺人犯とされた被告が女をイジメて死に追いやるのが趣味のクズで、文部省高級官僚である父親の下でやりたい放題とはお粗末過ぎる。そんな男を検事と弁護士が裁判官を抱き込んで制裁を科すとは、司法制度の自己否定ではないのか。2025/07/07

よっち

26
生成AIの楽曲が隆盛の時代。新進女性シンガー荒井海鈴の死をきっかけに、彼女の遺作『人魚』が、死をきっかけに大ヒットしていく近未来法廷ミステリ。生身の人間の異例なヒット。海鈴殺害の容疑者・備藤龍彦の言動に違和感を覚え、独自調査で彼女の所属事務所を訪ねる東京地検公判検事の堂崎千也。AIで証拠すら偽造されてしまう時代に何を信じればいいのか、調べていく過程で関係者たちの背景やそれぞれが抱えてきた想いも浮き彫りになっていって、その中から見出した真相を踏まえてもたらされたその結末が、切なくもとても印象的な物語でした。2025/07/08

ほたる

15
AIによる創作から法の正義まで。テーマの幅がとても広く描かれていて、それらに散りばめられた数多くの点と点は真相に鮮やかに繋がっていく。誰が、なぜ、どうやったのか、夢中になって最後まで読んでしまった。タイトルには物悲しさもあるが、強い遺志が感じられる。2025/06/01

りこ

7
新進気鋭の歌姫・新井海鈴が殺された。逮捕されたのは体育教師の備藤。検事の堂崎は彼は犯人ではないのではないかと疑い独自に調査を始める。今より数年先、証拠すらAIで巧妙に捏造しうるやるせない司法の場で、嘘にまみれた事件の真実を見つけんとする堂崎の確固たる正義がまっすぐ胸に届いた。書かなければいけない現実がそこにある、と拳を握る作者の想いが見えるかのようだった。何もかもが信じられない世界で、それでも未来は変えていけると信じられるか。物語の芯にある激情はとてもひと言では表しきれない。広く読まれてほしいいい小説だ。2025/06/07

たけのうみ

4
1 「近未来法廷ミステリー」という紹介文に惹かれて読んでみたが、裏切られた(悪い意味で)。久しぶりにどえらいハズレを引いてしまった。2025/06/25

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