出版社内容情報
『答えのない時代に、創る意味を問う。その
覚悟に心から敬意を』
――池澤春菜(声優・作家)
『ネットとAIで「本物」と「正しさ」を見
失った世界を撃ち抜く1冊!』
――宇田川拓也(ときわ書房本店)
彼女は死後、
世界一の歌姫になった。
今世紀最もエモい、
近未来法廷ミステリーの誕生!
「私と一緒に、ストーリーを作ろう。君が歌う
からこそ意味がある理由を作ろう」
新進女性シンガー、荒井海鈴が殺された。彼
女の遺作『人魚』は、死をきっかけに大ヒット
する。生成AIの楽曲が隆盛の時代に、生身の
人間の作った曲がここまでバズるのは異例だっ
た。「あれを作ったのは、AI」と嘯く、海鈴
殺害の容疑者・備藤龍彦の言動に違和感を覚え
た東京地検公判検事の堂崎千也は、独自調査の
一環で、彼女が所属していた事務所を訪ねる。
社長の椎名栄弥は、一般的な芸能事務所の顔と
は別に、レッスン提供を主体とした怪しげなビ
ジネスに手を染めているようだった……。
『沈没船で眠りたい』で読書界を唸らせた気鋭
が贈る、今世紀最もエモーショナルな、近未来
法廷ミステリーの誕生!
目 次
序 章 歌姫
第一章 人魚
第二章 潜行
第三章 漸深
第四章 深海
第五章 海底
第六章 発信源
【参考資料】
cover illustration/鈴木康士
cover design/岩郷重力+WONDER WORKZ。
内容説明
「私と一緒に、ストーリーを作ろう。君が歌うからこそ意味がある理由を作ろう」新進女性シンガー、荒井海鈴が殺された。彼女の遺作『人魚』は、死をきっかけに大ヒットする。生成AIの楽曲が隆盛の時代に、生身の人間の作った曲がここまでバズるのは異例だった。「あれを作ったのは、AI」と嘯く、海鈴殺害の容疑者・備藤龍彦の言動に違和感を覚えた東京地検公判検事の堂崎千也は、独自調査の一環で、彼女が所属していた事務所を訪ねる。社長の椎名栄弥は、一般的な芸能事務所の顔とは別に、レッスン提供を主体とした怪しげなビジネスに手を染めているようだった…。『沈没船で眠りたい』で読書界を唸らせた気鋭が贈る、今世紀最もエモーショナルな、近未来法廷ミステリーの誕生!
著者等紹介
新馬場新[シンバンバアラタ]
1993年神奈川県生まれ。明治大学法学部卒業。2020年『月曜日が、死んだ。』で第3回文芸社文庫NEO小説大賞を受賞しデビュー。22年『サマータイム・アイスバーグ』で第16回小学館ライトノベル大賞優秀賞を受賞。一般小説、ライトノベルのみならず、ゲームのシナリオライターとしても活動中。日本SF作家クラブ会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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