救い難き人

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救い難き人

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  • サイズ 46判/ページ数 472p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784198656157
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

怪物が、生まれる――。
巨大産業「パチンコ」。
金に魅せられ、男たちは狂乱する。

路上生活から62歳で作家デビューした
最後の無頼派作家・赤松利市の到達点。

母が殺された。父の手によって――。
王マンスは、父・ヨンスクによって母が殺された14歳の夜を忘れない。
父は事故だと言い張るが、マンスは信じない。
心に誓った。父を許さない、と。

決意したマンスは、先輩・井尻の「助言」に従い、父が経営するパチンコ店に見習いとして就職する。
父は、姫路市内でチェーンを展開するパチンコ長者になっていた。
周囲に社長の息子であることを隠しながら下働きをするマンスには、ある計画があった。
父を地獄に叩き落とす、凄烈な計画が――。
パチンコ店を舞台に、金に魅せられた怪物たちの騙しあいが始まった。

内容説明

母が殺された。父の手によって―。王マンスは、父・ヨンスクによって母が殺された14歳の夜を忘れない。父は事故だと言い張るが、マンスは信じない。心に誓った。父を許さない、と。決意したマンスは、先輩・井尻の「助言」に従い、父が経営するパチンコ店に見習いとして就職する。父は、姫路市内でチェーンを展開するパチンコ長者になっていた。社長の息子であることを隠しながら下働きをするマンスには、ある計画があった。父を地獄に叩き落とす、凄烈な計画が―。パチンコ店を舞台に、金に魅せられた怪物たちの騙しあいが始まった。

著者等紹介

赤松利市[アカマツリイチ]
1956年生まれ、香川県出身。除染作業員を経て、第1回大藪春彦新人賞を「藻屑蟹」で受賞。その後、初長編『鯖』を発表。『犬』で第22回大藪彦賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

鉄之助

210
日本社会の”3大タブー”に挑んだ意欲作。赤松利市の命が狙われる危険性も孕んだテーマに、よくも分け入ったものだと感心。差別された者の中にも差別の心がある現実や、欲望のモンスターがいかに生まれるかが、身に迫ってきた。2023/08/01

しんたろー

141
在日のマンスが主人公の半生記…赤松さんらしい毒を散りばめたノワール小説で、登場人物たちの体臭が匂ってくるような雰囲気。マンスの先輩で貧民窟育ちの井尻の視点を交えて描いているので、裏表になる二人の思惑が絡み合って面白い構成だと思った(マンスのキャラ的な弱さを井尻が補ってもいる)。『鯖』や『藻屑蟹』のような初期の作品に比べると、特徴だったヴァイオレンス&グロが弱まった気もする。(私が慣れただけかも?)460ページは少々冗漫に感じたが、著者が得意技としている「主人公が暴走」しだしてからの終盤は面白さが加速した。2023/10/25

H!deking

92
いやー今回もめちゃくちゃ面白いですね。基本的に文庫派なのですがサイン本見つけたのでゲットしました。うちの地元も部落があるので友達とか先輩でもそっちの人はいたけど、ここまで書いちゃうのが利市先生ですね。もったいないので2回読みました笑2023/08/20

58
赤松利市氏の本はこれで3冊目になります。これまで読んできた物とは一線を画す内容となっていて興味深い内容でした。また、書き方も変えたのか読み易くなっていました。その分ページ数は多くなっています。内容は母を殺した父であるヨンスクに復讐するという内容ですが読んでいて、そんなんで大丈夫?と思ってしまう。登場人物で一番胡散臭い井尻が気味悪かったです。井尻の言葉が重い。金に取り憑かれたらアカンねん。この言葉はミイラ取りがミイラになったんだなと思いました。2023/12/11

rosetta

44
★★★★☆大好きな赤松先生の新作!大満足なピカレスク小説で御座いました。460頁を一気読み!姫路でパチンコで成功した朴ヨンスクの愛人の子として生まれたマンス。溺愛されて育ったが父が正妻を迎えた事で一転して疎んじられる。父は正妻との関係が上手くいかず再び付き合いだすが首絞めプレイの最中に母を殺してしまう。そこからマンスの父への復讐が始まる。貧乏ゆえ差別される中学の先輩である井尻は半グレとしてのし上がりながらいつかマンスを陥れようと見守る。この外道を疾走する感覚もうたまりませんわ!赤松節全開!というか新境地?2023/10/05

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