出版社内容情報
日本の気候は、四季の変化があり、国土の北と南、太平洋側と日本海側で異なります。また、日本の地形は山がちで平野が少ないという特徴があります。
「現地取材! 日本の国土と人々のくらし」は、このような異なる日本の自然条件のなかで、人々がどのように適応してくらしているのかを解説した、小学校の社会科の教科書にも対応している学習資料のシリーズです。
第4巻では、岐阜県海津市と千葉県香取市を例として、川の水面よりも低い土地に住む人々のくらしを解説しています。日本における水害への備え、治水の歴史、ハザードマップの読み方、気候や地形をいかした農業・観光業のようすなどを、現地での取材をもとに充実な地図や図版、データ資料とあわせて紹介しています。
目次
1 低い土地の気候と地形(低い土地はどこにある?;低い土地はなぜできた?;水から家や水田を守るくふうとは?)
2 低い土地の生きもの(木曽三川の下流にすむ生きものの特徴は?)
3 低い土地のくらし(水からくらしを守る家のくふうとは?;高須輪中の水害対策は? ほか)
4 低い土地の産業(いまの高須輪中の農業の特徴は?;トマトの新しい育てかたとは? ほか)
5 低い土地の歴史(水害に弱い日本の国土;江戸時代にはどんな治水がおこなわれた?;明治時代にはどんな治水がおこなわれた?)
著者等紹介
長谷川直子[ハセガワナオコ]
お茶の水女子大学文教育学部人文科学科地理学コース准教授。研究のかたわら、地理学のおもしろさを伝えるべく活動中
山本健太[ヤマモトケンタ]
國學院大學経済学部経済学科教授。地域の伝統や文化と、経済や産業の関係について研究をしている
宇根寛[ウネヒロシ]
明治大学、早稲田大学、日本大学、青山学院大学、お茶の水女子大学非常勤講師。国土地理院地理地殻活動研究センター長などをつとめたのち、現職。専門は地形(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。