出版社内容情報
大奥で女中が殺された死の真相とは?
亡くなった女中は日本橋の諸色問屋の出身で、その主人は自分たちの手で真相を突き止めることを決意する。そこで白羽の矢が立ったのが、分家の草履問屋の奉公人のおせいだった。彼女の才覚を見込んで養女にし、大奥・御膳所に料理係として潜り込ませ、事件の手がかりを探そうとするのだが……。
気鋭の著者が、料理と薬膳の知識を生かして描く時代ミステリー。文庫書き下ろし。
【目次】
内容説明
江戸城大奥で女中が殺された。死んだのは、日本橋の大店「木屋」の縁者であり、主人は自分たちの手で真相を突き止めるという。そこで白羽の矢が立ったのが、分家の「木屋市兵衛店」の奉公人として才覚を発揮していた、おせいだった。彼女は大奥・御膳所に料理係として潜り込み、手がかりを探そうとするのだが…。気鋭の著者が、料理と薬膳の知識を生かして描く時代ミステリー。文庫書き下ろし。
著者等紹介
篠綾子[シノアヤコ]
1971年、埼玉県生まれ。東京学芸大学卒。2001年、健友館文学賞受賞作『春の夜の夢のごとく 新平家公達草紙』でデビュー。05年「虚空の花」で九州さが大衆文学賞佳作を受賞。17年「更紗屋おりん雛形帖」シリーズで歴史時代作家クラブ賞シリーズ賞受賞。19年『青山に在り』で日本歴史時代作家協会賞作品賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
いつでも母さん
123
大奥御膳所余話、薬膳の知識を生かした時代ミステリーとある。大奥に上げた大店の縁者おちづが刺殺された謎を追って、分家で才覚を発揮していた奉公人·おせいが大奥御膳所に潜りこみ··連作4話、一件落着をみるものの、仲良くなったお蕗とお寿々を案じ大奥に残ることにしたおせい。魑魅魍魎の大奥だもの、まだまだ何事か有りそうな初回だった。2026/05/28
タイ子
68
大奥御膳所で一人の女中が殺された。だが、調べは下手人も分からないまま幕引き状態となった。気が済まないのは被害者の親、縁戚。真相を確かめるべく大奥に入るよう命が下ったのは被害者の縁戚のしっかり者。大奥の料理係に入れたものの、やはり諸先輩方の厳しい眼差しは侮れない。それでも慕ってくれる年下の女中もいたりして。想像ではもっと内部偵察などしながらヒヤヒヤドキドキするのかなと思いきや、薬膳料理とかしながら少しづつ謎解きをしていく物語でした。でも、なんかモヤモヤ、大奥に謎は残りし真相は藪の中…にしないでね。2026/06/13
ひさか
22
2026年5月PHP文芸文庫刊。書き下ろし。木屋の包丁、おちづの幽霊、木彫りの名人、木酢添え御膳、の4話構成。大奥御膳所の殺人事件を明らかにするために送り込まれた奉公人のおせい。体に良い料理や薬膳の話と大奥御膳所の興味深い話があるものの、結局は血なまぐさい事件の真相に向き合うことになり薬膳と殺人事件の落差に違和感。真相は事故であれば良かったのにというふうにも思う。2026/06/28
ごへいもち
14
主人公たちが元気が良すぎる気もするけれど。シリーズになるのかな2026/07/07
香翠
11
大奥で起こった事件を調べていくミステリーではあるけれど、お仕事小説でもあり、もしシリーズが続くなら続きを読んで行きたいなと思う。2026/07/09




