出版社内容情報
全日本プロレス50周年を知るレジェンド、デビュー以来一団体一筋を貫いてきたから見えた、これが掛け値なし、全日本の正史だ!
内容説明
全日本一筋で来たプロレス人生。ジャイアント馬場、ジャンボ鶴田から直接「王道」を受け継いだ男が老舗団体の激動の真相を初めて記す。
目次
第1章 試練の再入門
第2章 道場の青春、そして「クーデター未遂」
第3章 「馬場のボーイ」アメリカ武者修行へ
第4章 飛翔する鶴、昇りゆく龍
第5章 激動のヘビー級戦線
第6章 四天王プロレス激化の裏で
第7章 二巨星、墜つ
著者等紹介
渕正信[フチマサノブ]
1954年1月14日生まれ。福岡県北九州市出身。デビュー以来、全日本一筋のレスラー人生を貫く“全日本プロレスLegend”。80年代後半からは世界ジュニアヘビー級王座を5度戴冠。第10代王者時代には14度の防衛を重ねるなど全日本ジュニアに一時代を築く。2004年5月、天龍源一郎と組んでアジアタッグ王座を獲得し3度防衛した。07年には西村修をパートナーに迎え『世界最強タッグ決定リーグ戦』に出場。14年12月には青木篤志が持つ世界ジュニアヘビー級王座に挑戦し、20分以上奮闘した。現在でも、インサイドワークを活かした老獪なファイトで、対戦相手を翻弄している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ジュンジュン
12
2000年、全日本プロレスに激震。その年の秋、_父「この前な、故郷に帰ったら、長兄が言ってたよ。『正信は大したもんだ』って。去る者より残る者のほうが大変なんだよってな。父さん、兄弟の前で誇らしい気持ちになったよ…」。全日入団時、反対された父からの初めての誉め言葉だった。私は年甲斐もなく思わず涙が溢れた_。これは全日一筋50年、渕正信の全日ブルース。2023/02/21
豊平川散歩
11
全日本プロレスを守り続ける男、渕正信。入団当時の新日と比較されていた時の我慢は、悔しい気持ちがあったと思うが、やっぱ馬場さんの性格だなと思う。鶴田との思い出話も盛りだくさん。鶴田がいたから全日が盛り上がっていた。それを支えていたのは渕。ノアとの分裂の時は切なかったが、渕と川田で新日との対抗戦をやった時は、嬉しかった。川田は引退したけど、渕はもうすぐ70歳。まだまだ元気に、全日本を守り続けてほしい。2022/10/25
尿酸値高杉晋作
9
渕さんの人柄が伝わってきます2022/10/15
セロハン
5
自分がリアルタイムで観てきた事が、渕選手の視点で語られていて面白かった。 あくまでもご自身の視点での物語で、他人の視点を想像で書かれていない、真面目な文章に感じました。2023/07/12
金北山の麓に生まれ育って
5
【練習がキツそう】ポイリスマンだったのは昔から解っていたのでそこは意外な話は無し。フロントやっておられたのでどこまで本当か信用は出来ないが面白かった。長州達が参戦したとき、実は全日メンバがタフで体力では負けていないとどころか強いのが、基礎的な練習量で全日は負けていないしデカい外人を相手している凄みがみえて驚いた、練習の記述はそれをなぞっていて面白かった「最後はスタミナとバランスだ」かぁ。本書はある意味で馬場と鶴田の評伝とも言え特に鶴田最強伝説を補強するエピソード満載で鶴田ファンには堪らない一冊でした、合掌2022/09/11