出版社内容情報
切れ味鋭い歴史書に定評のあるマーク・カーランスキーが、紙を通して文明の始まりから現代までの世界史を概観する骨太の歴史書。世界的ベストセラー『鱈――世界を変えた魚の歴史』『塩の世界史』のマーク・カーランスキーが手掛けた「紙」の歴史。紙が最初につくられた中国から、イスラム、スペイン、イタリア、オランダ、イギリス、フランス、アメリカ、日本まで、まさに「紙」を通して世界史を概観する骨太の歴史書。経済、芸術、宗教、生活様式等、紙が人類に与えた影響を多角的な視点から解説。知のカリスマ・佐藤優氏推薦。
マーク・カーランスキー[マークカーランスキー]
1948年生まれ。アメリカを代表する知識人のひとり。NYタイムズ・ベストセラーリストの常連で、ノンフィクションを中心に活躍。『鱈――世界を変えた魚の歴史』(河出書房新社)は15か国語以上に翻訳され、世界的なベストセラーとなった。『塩の世界史――歴史を動かした小さな粒』(扶桑社(2014年中公文庫として再刊))、『1968――世界が揺れた年』(ヴィレッジブックス)など邦訳された書籍も多い。独自の視点によるシャープな歴史解釈に定評があり、コラムニストとしても高く評価されている。ニューヨーク在住。
川副智子[カワゾエトモコ]
翻訳家。早稲田大学文学部卒。訳書は『西太后秘録』(講談社)、『私の中のあなた』(早川書房)、『シージャー発作』(扶桑社)など多数。
内容説明
「記録する」という人類だけの特性。紙の発見から、製紙、複写、印刷と技術は進み、宗教、経済、生活様式、芸術に至るまで、紙は人類史を作り上げる礎となっている。紙はなぜ生まれ、どのように各地へ伝わり、変化を遂げていったのか?
目次
テクノロジーの歴史から学ぶほんとうのこと
記録するという人間だけの特質
中国の書字発達と紙の発見
イスラム世界で開花した写本
美しい紙の都市ハティバ
ふたつのフェルトに挟まれたヨーロッパ
言葉を量産する技術
芸術における衝撃
マインツの外から
テノチティトランと青い目の悪魔
印刷と宗教改革
レンブラントの発見
後れをとったイングランド
紙と独立運動
ディドロの約束
スズメナチの革新
多様化する使用法
テクノロジーの斜陽
アジアへの回帰
変化し続ける世界
著者等紹介
カーランスキー,マーク[カーランスキー,マーク] [Kurlansky,Mark]
1948年生まれ。アメリカを代表する知識人のひとり。NYタイムズ・ベストセラーリストの常連で、ノンフィクションを中心に活躍。ニューヨーク在住
川副智子[カワゾエトモコ]
翻訳家。早稲田大学文学部卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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