乱丸〈上〉

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  • サイズ B6判/ページ数 443p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784198637323
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

さまざまな映画、ドラマなどで取り上げられる森蘭丸。『風魔』『剣豪将軍義輝』で注目の著者が新たな視線で描き出す歴史長篇。

「そなたは、我が主君に天下布武の志が生まれたのと同じ年に生まれた。ご主君の手足となり、尽くせ」。それが父の願いであった。織田信長に初期から仕えた剛勇で鳴る森一族。その三男として生まれた乱丸(俗称:森蘭丸)は、幼き日に戦で敬愛する父と兄を失った。その美しさと聡明さゆえに十三歳で信長に仕えることになった乱丸を、安土の地で待つものは……。本能寺の変で信長とともに十八歳で命を落とした若武者の半生を、新たな視点で描く!

【著者紹介】
1955年静岡県生まれ。日本大学芸術学部卒業後、手塚プロ勤務を経て執筆活動に。95年、『剣豪将軍義輝』で、一躍脚光を浴びる。おもな代表作は『海王』『ふたり道三』『夏雲あがれ』『家康、死す』『風魔』『陣借り平助』など。

内容説明

「わたしは、天下布武の子なのだ。何があろうと、決して上様を裏切らない。上様の御為に生きて死ぬ」。信長に初期から仕え、武名高き森三左衛門。その子として美濃・金山城に生を受けた森乱丸は、幼き日に、敬愛する父と兄を戦で失った。やがて美しく才気溢れる若者に成長した乱丸は、信長自らに請われ、近習として仕えることになる。完成間近の安土城、天下の頂点に立とうとする主君。その傍らで苦楽を共にする近習、そして名高き戦国武将たち。十三歳の若武者の目に映じたその姿と心の内とは…。百年の乱世を畢わらせる。主君の大望を果たすため、若武者は、自らの生を賭ける!

著者等紹介

宮本昌孝[ミヤモトマサタカ]
1955年静岡県生まれ。日本大学芸術学部卒業後、手塚プロ勤務を経て執筆活動に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

カピバラ

23
森乱丸…蘭丸?は、美貌で信長から寵愛された小姓かと思っていたが、賢さと豪胆さをもった美丈夫だと知れた。続きが気になります!下巻へ。2015/02/25

m

17
織田信長の小姓、森蘭丸(本書では乱丸)。信長を扱う小説は枚挙に暇がないが、蘭丸が主人公なのは珍しい。上泉信綱や石川五右衛門が登場したり、数々の逸話も本書に盛り込まれていて歴史好きにはたまらない。蘭丸の憧れの人、万見仙千代は実在の人物だったのね。知らなかった。若き秀吉の元には後の石田三成と大谷吉継がいてなんだか微笑ましい。仕えるのに苦労しそうな信長だが、ラストシーンがかっこいい。着々と信長の元で確固たる地位を築く乱丸、下巻も楽しみ。2016/07/31

ren5000

14
織田信長の近習森乱丸の物語。名前はもちろん知ってるし美少年で信長のお気に入りの男色関係で虎の威をかる小物というのがイメージであったのだけどそれは武人から見た姿なんだなと思った。実際は有能な秘書兼事務官だったのだろう。結末は分かってるけどそこまでに至る下巻を楽しもう。2014/07/05

あっこ

14
信長の小姓は命がけでないと務まらないと感じた。乱丸も気が安まる時がなかっただろう。だんだん、常軌を逸していく信長に比例して乱丸も変化していくのだろう。果たしてそれは、彼にとって幸せなことだったのだろうか?下巻も読んでみようと思う。2014/02/13

スー

11
今まで織田陣営の本はあまり読んでないせいか知らない人物が結構出てきます。森乱丸は容姿端麗で信長に愛された人物というイメージでしたが要所だけではなく頭脳明晰で思いやり溢れる好人物。功績を立て出世してもその人柄のお陰で妬みやいじめに遭わず信長一筋に生きる。死んだ兄に生き写しの万見仙千代が死んでからは信長ファーストになり石田三成の様になっていき不安になる。信長が悪戯好きで人に渾名をつけるのが好きなんて有吉さん見たいで笑えます。声変わりした乱丸は想像できない。2017/07/14

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