- ホーム
- > 和書
- > 教養
- > ノンフィクション
- > ノンフィクションその他
内容説明
金正日・正男父子の真の姿と、金正日をめぐる女たちの熾烈な権力争いを活写した迫真のノンフィクション。
目次
第1部 金正日・金正男の真実
第2部 孤独なファミリー
第3部 北朝鮮権力層の昼と夜
第4部 韓国で生きる
第5部 夢と挫折
第6部 母への思い
著者等紹介
李韓永[イハニョン]
1961年、北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)の平壌生まれ。叔母は金正日の後継者と言われる金正男の実母。その関係から著者も金正男の遊び相手を務めるなど、ロイヤルファミリーの一員として過ごし、特権的な生活を享受する。76年にエリート養成学校である万景台革命学院を中退しモスクワへ留学。ジュネーブ、ウィーンなど西側諸国の都市を訪れるうちに北朝鮮社会のあり方に疑問をもつに至り、82年10月に韓国へ亡命。96年にソウルにて本書を出版後、97年2月に銃撃され死亡する
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Mayumi Hibi Ishida
1
北朝鮮で贅沢三昧していた人が確固たる信念もなく軽い気持ちで脱北しても、韓国でうまく生きられるわけもなく、結果として銃殺されるという悲劇的な人生になってしまって同情する。2021/01/27
barabara
1
再読。縁戚が金正日との子を成したばかりに、豪奢を尽くすロイヤルファミリーで育ち、後に韓国に亡命した著者。ロイヤルファミリーの想像の域を超える贅沢三昧には興味を惹かれ、その当時の王子様が正男であり、著者の記述も殆どが正男の1万ドルのプレゼント、遊びきれない娯楽室に置かれるおもちゃ、キャデラック…著者も恩恵をあずかり、スイス、モスクワ、オーストリアなど留学をし、見聞を広め後に亡命するに至る。贅沢三昧の生活から自由を求めて韓国に渡った著者は、困窮生活からの亡命者とは違い、本人も認めるとおり、尊大、⇒続2013/09/20
-
- 和書
- しろいゆきあかるいゆき