内容説明
物語は2069年。人類の8割はP2という殺人ウイルスに侵され、迫りくる死の恐怖に脅えていた。唯一の治療法は健常な血液との総交換のみ。健康体の人々は特別地区〈ゾーン〉の中に自らを隔離し、いまや黄金より貴重なものとなった血液を、厳重警備の銀行に保管していた。そうした防犯警備の天才的設計者デーナ・ダラスは、幼い一人娘キャロが重病を患ったのをきっかけに、治安上の危険分子と見なされる。命を狙われる彼はさまざまな能力をもつ仲間を集めて、復讐と自らの生存を賭けた大勝負に出る。それは、量子コンピュータが一元管理する超堅牢な月の血液銀行を強奪することだった。ダラスたち一行は月へ飛ぶが、彼らを待っていたのは、想像を絶する、神の計画にも似た罠だった―。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
siva
8
人類の8割がウイルス感染でゆっくりと死を待つ未来。治療のためには全血液を輸血で取り替えなければならないため金よりも血が高価な世界で、月の血液銀行を襲おうとするストーリー。途中途中で”作者”の語りがはいり、その正体と衝撃のラストが・・ 難しいところも多く、”作者”の哲学的な話もくどかったんだけれど、それも結局は必要でした。理系の内容は全部右から左に抜けて何も残ってないけどね〜。2014/08/09
tai65
1
星3・5 2021/09/19
おふねやぎっちらこ
1
面白かった。2001/09/13
ゆりっぺ
0
2000年10月14日
reeree
0
ディズニーが映画化権を買ったらしい。2008/10/29