内容説明
一本一万円のワインを三本購入して、三万円の投資が、九万円を産む。半信半疑ながら、二十年近く経営してきた会社を倒産させたばかりの島崎にとっては、うまい話だった。島崎が参加したのは、エルックという団体だった。説明会をしきる和田という男は、自分の年収を二千万円という。経営者になる資格がないといわれた自分がこの会のシステムにのることで、成功したと説得するのだった…。
一本一万円のワインを三本購入して、三万円の投資が、九万円を産む。半信半疑ながら、二十年近く経営してきた会社を倒産させたばかりの島崎にとっては、うまい話だった。島崎が参加したのは、エルックという団体だった。説明会をしきる和田という男は、自分の年収を二千万円という。経営者になる資格がないといわれた自分がこの会のシステムにのることで、成功したと説得するのだった…。