内容説明
子どもがほしくてたまらない王さまとおきさきさまは、ある日、お城のおにわで、あいらしい赤ちゃんを見つけました。けれども、王さまたちが姫をたいせつにするあまり…時のながれを超えて心にひびくうつくしい語り口と色彩の珠玉の絵本。花に命をもらった姫が残したもの、それは…きらめくばかりにうつくしいイラストレーションで描く、時を超えたおとぎばなし。５さい～。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
浅葱＠
45
王様とお妃様の歓びと悲しさ。あざみ姫の歓びと哀しみ。庭の木と草花たちがみんな見ていたのですね。そして気づくことでの癒し。最後、あざみの言葉の皮肉なこと。寓話がきゅっと身近になった瞬間でもあり。深いものを読む度に感じています。2014/07/01
小夜風
22
【図書館】淡くて優しい絵が凄く可愛らしくて見ているだけで楽しいのですが、お話は読んでいてイライラしました(苦笑)。あざみとお姫さまの性格が違い過ぎるから混乱してしまい、最後のあざみの言葉もちょっと意味が判らずビックリしちゃいました。あざみのような人は苦手かも。2015/06/21
円舞曲
15
絵柄が可愛らしくて、色彩も綺麗。なかなか感慨深いものがあるお話だと思いました。2012/02/14
サラダボウル
14
読メ仲間さんのレビューから借りてきました。優しい絵がなんとも魅力的で、多いかな？と思った文章の量も気にならず、絵本の世界に入りこめました。何度も何度も、読みたい絵本です。2023/09/12
あおい
12
子供のいない王と王妃の為に自らを犠牲にしたあざみ。王と王妃は姫を大切に思うあまり姫から友達を遠ざけ庭を閉ざしてしまう…。守りたいから危険を遠ざけた。でもそれが大事なものを失う結果になるとは。2016/08/20
