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図解 意外な真実!地図が解き明かす日本史

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  • サイズ B5判/ページ数 95p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784569649795
  • NDC分類 291.018
  • Cコード C0020

出版社内容情報

歴史上の出来事には、実は意外な地理的ウラ事情がある。本書は日本地図を読み解きながら、日本史の著名な数々の事件を解説。

歴史上の出来事には実は意外な地理的ウラ事情があった。たとえば戦国時代、織田信長が武田家を破った長篠の戦いは、いち早く鉄砲を使った信長の戦法の勝利だと言われている。しかし、いかに鉄砲といえども火薬がなければ無用の長物。その火薬の主原料である硝石は日本で採れないため、当時はインドから輸入していた。そこに目をつけたのが信長。外国貿易の玄関口である堺を支配し、他の武将が硝石を手に入れることを困難にしたのだ。つまり、この合戦は戦う前から既に勝負はついていたのだ。

▼他にも、幕末の日本開国とアメリカの捕鯨事情、三国志と邪馬台国とのつながり、広島と長崎に原爆が投下された理由などなど、興味深い話題が満載。

▼本書では全体を「街」「道」「山」「海」の4章に分け、それぞれに関わりの深い日本史の著名な事件を地理とからめて面白く解説。教科書で習ったあの事件も、地図から眺めるときっと驚きの一面が見えてくるだろう。

●第一章 街 ――巷を駆け抜けた思惑のゆくえ 
●第二章 道 ――人々が往来に託した夢の果て 
●第三章 山 ――彼我の命運を分けた険しき山岳 
●第四章 海 ――大海原に広がる交流の結末 

内容説明

教科書で習ったあの事件も地図からながめると驚きの一面が見えてくる。

目次

第1章 街―巷を駆け抜けた思惑のゆくえ(斑鳩に居を移した聖徳太子の思惑―太子はなぜ蘇我馬子・推古天皇のもとから離れたのか;異国の侵略を恐れた中大兄皇子―唐・新羅の侵攻を危ぶみ遷都する ほか)
第2章 道―人々が往来に託した夢の果て(曾祖父の歩んだ道を駆ける聖武天皇―大仏建立を胸に秘めた天皇の放浪劇;懐かしき平泉へ向かう義経の逃避行―史料に残らない平泉への逃亡ルート ほか)
第3章 山―彼我の命運を分けた険しき山岳(辺境にたたずむ平家落人の里―辺境の民の鬱屈した思いが平家の末裔を名乗らせる;逃亡の果てに夢を見る後醍醐天皇―夢にあらわれた「楠」を手に討幕を果たした帝王 ほか)
第4章 海―大海原に広がる交流の結末(三国志と邪馬台国の意外な関係―英雄・孫権が遺した国と邪馬台国のつながり;出雲と列島を取り巻く潮流―古代出雲に発展をもたらした「海の道」 ほか)

著者等紹介

武光誠[タケミツマコト]
1950年、山口県防府市生まれ。東京大学大学院国史学科博士課程修了。明治学院大学教授。専攻は日本古代史、歴史哲学。学術研究のほか、執筆活動にも精力的に取り組んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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