内容説明
いかに死ぬべきか。安楽死先進国オランダの現実はここまで進んでいる。オランダ在住ジャーナリストによる衝撃のドキュメント。
目次
第1章 安楽死はオランダに学べ
第2章 「死を選ぶ権利」をめぐる人々
第3章 オランダ健常者安楽死裁判
第4章 安楽死を決意するとき
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あんかけ
3
読み終え。これ30年前の本か…。今は合法として定められたらしい。一旦死ぬと「生きときゃもうちょっと幸せになるんだよな~」と答え合わせができないから終わらせることが正しいと言えないのが絶対的な基準である法を作れない理由になりそう。意志が強ければ餓死しようとする人もいるわけで、余計に苦しみを与えるくらいなら認めてもいいと思った。個人主義の国だしなおさら。日本も自己責任論(それが本質的に正しいものかは置いて)が注目されつつあるのでどうなるか。俺もダメになったら赤木しげるみたいな終わり方をしたい。2024/06/02
釈聴音
0
オランダと日本では文化的背景が違い過ぎ、現在日本で議論されている「尊厳死」については参考には余りならないと感じた。「個人の自由な・独立した意志」というものへの考え方が、そもそも異なっている。2012/09/13