出版社内容情報
ジュディ・リー[ジュディリー]
著・文・その他
新井ひろみ[アライヒロミ]
翻訳
内容説明
エヴィーは人生に退屈していた。息子夫婦の勧めで75歳で老人ホームに入ったが、楽しみもなく単調な毎日。ついに耐えきれず一人ホームを飛びだした!美容院で髪型を変え、新しいベレー帽や服で変装し、スーツケースを手にアイルランドからイギリス、フランスへ。だが意気揚々と始めた冒険は、通行人からは老人扱い、強盗や嵐に遭い苦難の連続。それでもめげずに旅を続けたエヴィーが最後にたどりつく場所とは?
著者等紹介
リー,ジュディ[リー,ジュディ] [Leigh,Judy]
ファルマス大学にて修士課程ライティングコースを終え、20年間演劇研究の講師を務めたキャリアを持つ。雑誌にいくつか小説を寄稿したのち、『最高の人生をさがして』で作家デビューを果たす
新井ひろみ[アライヒロミ]
徳島県出身。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しばこ
9
人生の後半の過ごし方、老い、家族について、自分はどうするか考えながら読んだ。理想と現実、なかなか難しいけど前向きに考えることも必要だし。2019/03/15
アカツキ
7
夫と死別したエヴィー75歳。老人ホームに入所するがボケボケな日々に耐えきれず、ホームを抜け出して気の向くまま足の向くまま一人旅を始める。そして、抜け出したエヴィーを追いかける息子夫婦。2つ視点で物語が進む。エヴィー視点はテンポの良いハチャメチャ旅と出会った人々との心温まる交流で、こちらまで元気になるような面白さだった。息子夫婦視点は夫婦再生もの。重苦しいやら、もどかしいやら。別の作品を一つにまとめたような温度差が気になった。2019/04/06
矢田ふみえ
3
75歳。酒を楽しみながら冒険できてしまう。ラッキーナンバーに頼らずとも自分の人生切り開くって。なかなか日常の生活から脱却できないけどね。2019/04/18