内容説明
西湘銀行町田支店長・木内亮は、十八年間務めた銀行から業務上横領罪で告発された。突然の特別監査が入り、帳簿類は押収、本店決裁を受けない貸出と預金流用が発覚したのだ。業績を上げるために無理を重ねた結果であった。藁にすがる想いで直系の上司・桜井を頼ったが、次期頭取の椅子を狙う桜井にとって、木内はすでに有害無用の男だった（表題作）。非情の世界に生きる企業戦士達の悲哀を活写する作品集。
感想・レビュー
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Jun
1
表題作から始まる短編集。表題作をもう少し過去から時系列的に物語を構成したものを読みたかった。2018/09/20
