相米慎二という未来

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相米慎二という未来

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  • サイズ A5判/ページ数 280p/高さ 23cm
  • 商品コード 9784065252765
  • NDC分類 778.21
  • Cコード C0076

出版社内容情報

「翔んだカップル」「セーラー服と機関銃」「台風クラブ」「ションベン・ライダー」などで知られる、映画監督の相米慎二。2021年(9月9日)は氏の没後20年にあたります。2021年2月6日~19日に渋谷ユーロスペースで開催された「没後20年 作家主義 相米慎二」(全監督作品13本を上映)には、コロナ禍にも拘わらず連日多くの観客が映画館を訪れました。相米慎二の回顧上映は過去2回(11、13年)行われていますが、今回の特長は若い観客の増加、とりわけ若い女性が数多く来場したことです。上映期間中にTwitterなどには、「こんなすごい映画が存在したのか」「いまでは不可能と思える演出の数々に心うたれた」など、これまで相米映画に触れたことのない若年層からの好意的な意見が多数寄せられました。
 
本書では没後20年たっても色あせない相米映画の魅力を、キャストや制作スタッフへのインタビューを通じて描いていきます。

【本書の構成】
(邂逅)
相米映画をリアルタイムで見ていない若年層に、今回初めて相米映画に触れて感じたことを聞きます。
また、かつてリアルタイム見た世代に改めて相米ワールド全作品に触れてもらい、いま感じたことを語ってもらいます。
   ⇒インタビュー:唐田えりか、板垣瑞生、村上淳、土井裕泰、松居大悟

(巡礼)
相米映画の舞台となった数々のロケ地を巡礼します。
   ⇒「翔んだカップル」「セーラー服と機関銃」「東京上空いらっしゃいませ」ほか

(回想)
相米作品に出演したキャストらが作品を振り返ります。それは単なる回想に留まらず、「いまに繋げるため」「映像の未来を生きるため」に相米作品をとらえ直します。
   ⇒インタビュー:三浦友和、大西結花、河合美智子、斉藤由貴、牧瀬里穂、佐藤浩市、浅野忠信、小泉今日子

(証言)
生前の相米慎二自身を、彼を支えたスタッフが振り返ります。
   ⇒インタビュー:佐々木史朗(プロデューサー)、今村治子(記録)、榎戸耕史(助監督)、小川久美子(衣装)、小川富美     夫(美術)、大友良英(音楽)ほか

   



   


内容説明

没後20年。相米慎二に熱狂した世代へ。相米慎二を知らない世代へ。すべての作品を、関係者がこれからの世代へ伝える。彼が遺したもの、生き続けるべきもの―

目次

「相米慎二の台本」
相米慎二という未来へ
台風クラブ
ションベン・ライダー
雪の断章―情熱
東京上空いらっしゃいませ
翔んだカップル
セーラー服と機関銃
光る女
ラブホテル
お引越し
夏の庭 The Friends
魚影の群れ
あ、春
風花

著者等紹介

金原由佳[キンバラユカ]
映画ジャーナリスト/兵庫県神戸市出身。関西学院大学卒業後、金融業界を経て映画業界に。相米慎二監督とは「お引越し」の取材で出会い、「夏の庭 The Friends」「あ、春」の撮影現場を密着取材した。2020年から東京国際映画祭作品選定コミッティメンバー

小林淳一[コバヤシジュンイチ]
編集者/東京都出身。立教大学卒業後、ぴあ株式会社に入社。「Invitation」編集長などを務めた。退社後、「東京カレンダー」「女優美学」編集長などを経て、フリーの編集者に。2021年、渋谷、横浜で行われた特集上映「没後20年 作家主義相米慎二」(主催・A PEOPLE)の企画者のひとり。現在、フリーで活動しつつ、カルチャーサイト「A PEOPLE」編集長を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぐうぐう

38
相米慎二が亡くなって、今年で二十年になるのだという。それは、相米慎二の新しい映画が公開されなくなって二十年経ったと言うことでもある。まるで信じられない。相米慎二が二十年も不在だったと言うことが、だ。その実感のなさは、定期的に監督作をDVDや配信で観直すからだろうが、それ以上に、相米イズムを受け継いだ役者や監督達の新作から、相米慎二を感じられるからではないか。本書は、相米が撮った作品に関わったスタッフの「証言」と俳優の「回想」、(つづく)2021/12/28

まさやん80

2
伝説の映画作家相米慎二を未来にどうつなげるかをテーマにして編まれた本。 相米組のスタッフによる証言、出演俳優による回想、相米映画に魅せられた映画人による邂逅、加えて相米の台本、映画のロケ地写真などの豪華な構成。「お前が考えろ」と俳優やスタッフを突き放して、一番いい形になるのをひたすら待つ。厳しい現場でありながらも、スタッフや俳優はこよなく相米を愛する。映画の愛が詰まった一冊だ。2022/01/24

Mitsuhito Shiraha

0
相米慎二については1992年の映画芸術冬号での長谷川和彦監督の発言「監督というものは多少異常じゃないとつとまらないのだとしたらあいつが一番映画監督なんだと思う」という言葉が最も的確なのだと思う。本書では「異常」ではなく俳優達にとって伝道師のように崇められた相米慎二への愛の言葉で埋め尽くされている。佐藤浩市の、話し言葉なのに崇高な文学的表現に満ちた言葉が出色。誤字が散見されるのが惜しい。2021/11/21

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