内容説明
元世界ジュニア・ウエルター級チャンピオン最上永吉の息子・健一が誘拐された。怪我で引退した最上に代わり、彼の義弟で同じジムに所属する琴川三郎が最上を倒したジャクソンに挑むタイトルマッチの二日前のことだった。そして脅迫状が琴川に届いた。“相手をノックアウトで倒せ。さもなくば子供の命はない”…！犯人の狙いは何か？意外な展開で読者を魅了する会心の長篇ミステリー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hirayama46
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岡嶋二人得意の誘拐サスペンス＋ボクシング小説。ミステリとしてはロジックやサプライズはほとんどありませんが、緊張感のある展開が持続しているのでまったく飽きずにすらすら読めました。ボクシング界の描き方も古さを感じさせず、興味深かったです。2011/09/22
菊地
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「相手をＫＯで倒せ」という奇妙な脅迫が序盤の興味を煽る部分だけど、「何故そんな脅迫をしたのか？」については少し首をかしげたくなった。いや説明はされてるんだけど、何だかしっくりこなかった。2011/04/12
