内容説明
本書は、子供一人一人に問題解決にかかわる諸資質、諸能力を確かに育てるにはどのようにしたらよいか、及びそのために問題解決の指導をどのように改善したらよいかの二つの課題に応えるものである。
目次
第1章 算数授業は着実に改善されてきている(こんな子供たちが育ってきている;子供の考えのよさが生きる授業が工夫されている;子供一人一人の「独り立ち」を促す教育)
第2章 21世紀への算数教育と問題解決(新しい学力観に立つ教育から「生きる力」を育てる教育へ;「生きる力」を育てる算数授業の基本;子供の問題解決を支える基本的な資質、能力を鍛える―よりよい算数教育を求めて)
第3章 問題解決の典型としての「帰納」―探究(学習)の方法としての「帰納」(問題解決の典型としての「帰納」;「帰納」における暗示的接触と支持的接触―第5学年 いろいろな問題(問題解決)
「帰納」における実験と観察)