内容説明
E.ブロッホ、ベンヤミン研究者として業績を残す一方で広島の地にて反核・反原爆の声を上げ続けてきた独文学者・好村冨士彦氏。本書は、ブロッホの銘「考えるとは乗り越えることである」を座右に書き綴られた原爆詩人・峠三吉との出会い、「ユートピアの精神」について、日大全共闘運動総括ほか文学・文明・社会批評など単行本未収録約40本の論文と追悼者90人による遺稿・追悼集。
目次
第1部 道しるべとなった人びと
第2部 中高・療養時代
第3部 早大時代
第4部 日大時代
第5部 京大時代
第6部 広島時代
第7部 広大・東亜大時代