出版社内容情報
【文学/日本文学評論随筆その他】「ウルトラマン」を教材に、善悪とは何かを教えてきた名物中学教師の授業を再現! 「国際紛争」「領土・民族問題」「核開発」「テロリズム」など、シリーズの各作品が内包する?W正義への問い?Wを考察。文庫化にあたり「集団的自衛権」など今日的なトピックスも大幅加筆。
内容説明
『ウルトラマン』をテキストに、善悪とは何かを考察する講義を再現!地球人とウルトラマンは絶対的な善で、怪獣や異星人は必ず倒されるべき存在なのか―?「核開発への警鐘」「領土・民族問題」など、シリーズ各作品に内在する“正義への問い”を照射する。
目次
第1章 「正義」と『ウルトラマン』
第2章 『ウルトラマン』の「科学」と「自然」
第3章 近代化する日本と『ウルトラマン』
第4章 『ウルトラマン』に描かれた心の闇
第5章 反逆する大衆と『ウルトラマン』
第6章 『ウルトラマン』とナショナリズム
第7章 『ウルトラマン』正義実現へのメッセージ
著者等紹介
神谷和宏[カミヤカズヒロ]
1973年北海道生まれ。批評家、国語教師。駒澤大学文学部国文学科卒。放送大学大学院修士課程在学中。社会批評、教育論、ポップカルチャー論等を手がける。文学講読や現代思想による方法論を用い、怪獣や異形が何の表象として機能しているかを考察する「怪獣表象論」を研究。また新たなメディアを研究の爼上に上げることでの国文学の復興についても考えている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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hanchyan@つまりはそういうことだ
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