出版社内容情報
「シェアド・リーダーシップ」は、それぞれの得意分野に応じて必要なときにリーダーシップを発揮する考え方です。能力に凸凹のある子ども達が、それぞれの強みを生かしてリーダーシップを発揮していける「全員がリーダーになり活躍できる」学級経営の秘訣が満載です。
内容説明
学級づくりや日々の授業において、イニシアチブをとる子どもが固定していると、ある種のバイアスがかかり、選択が偏る可能性があります。そこで有効なのが、「シェアド・リーダーシップ」という考え方です。本書では、「シェアド・リーダーシップ」で考える学級経営について、具体的な事例を挙げながら解説しました。
目次
1章 学級づくりのリアルとロマン(学級経営の充実とは;ダイバーシティ化する学級文化;秩序なき学級集団に起こりうる問題;あなたにとっていい学級とは?;ワンランク上の学級集団づくり)
2章 全員がリーダーになれる学級経営(シェアド・リーダーシップとは?;学級リノベーション―個を生かし、子を育てる;学級づくりとシェアド・リーダーシップの関係性)
3章 子どもたちのシェアド・リーダーシップを育むために(「成果を出す」より大切なこと;全員リーダーの学級への成長段階;シェアド・リーダーシップ体得までのプロセス)
4章 シェアド・リーダーシップを引き出す学級経営と授業経営(シェアド・リーダーシップの状態にするために必要な要因;信念に裏づけられた教師の指導行動;成長型のクラス目標;問題解決能力向上に寄与するクラス会議;協力原理に立つ協同学習)
5章 学級経営は永遠の未完成(学級集団のゴールは?;学校教育で目指すべきゴールとは?;2030年を見据えた教室―子どもの幸せを願う)
著者等紹介
赤坂真二[アカサカシンジ]
1965年新潟県生まれ。上越教育大学教職大学院教授。学校心理士。19年間の小学校勤務では、アドラー心理学的アプローチの学級経営に取り組み、子どものやる気と自信を高める学級づくりについて実証的な研究を進めてきた。2008年4月から、これから現場に立つ若手教師の育成、主に小中学校現職教師の再教育に関わりながら、講演や執筆を行う
水流卓哉[ツルタクヤ]
1994年長野県生まれ。愛知県公立小学校勤務。上越教育大学大学院在学中(2024年修了予定)。子どもたちの社会的自立能力育成に向けて自治的集団について実証的な研究を進め、校内研修や講座等では学級づくりに関する講師を務める。日本学級経営学会、日本特別活動学会所属。「第9回全国『授業の鉄人』コンクール・鉄人賞」「第21回ちゅうでん教育大賞・教育優秀賞」「第58回『実践!わたしの教育記録』・入選」など、ほか多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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