出版社内容情報
公民授業のつまずきを解消するための授業プラン
内容説明
これまで高等学校においては、「知識教授型」の授業が中心で、目の前の生徒を偏差値という記号で輪切りにして、実践されてきた部分があると思います。2022年度から本格実施となった学習指導要領を受けて、「討論型」「対話型」「ペア・トーク型」なども含めた、深い学びを実現する授業への取り組みが始まっています。授業と評価の一体化を目指す為には、PDCAの授業改善のサイクルも大切ですが、その中で教師が想定していない「つまずき」も見られ、指導目標を達成できない授業も生まれてしまっているようです。そこで本書では、生徒が陥りがちな「つまずき」をサポートし、「指導と評価の一体化」を実現する公民授業&評価モデルを、生徒の興味関心を高める最新の授業テーマで提案しました。
目次
1 指導と評価の一体化を目指す!高校公民「PDCA」授業デザイン―学習評価の視点から整理する(問題設定;新学習指導要領における評価の基本的な考え方;「指導と評価の一体化」とはどうすることか;「PDCA授業デザイン」とはどうすることか;観点別評価のあり方―特に2観点に着目して)
2 つまずきから授業を変える!高校公民「PDCA」授業&評価モデル(1年 公共 立憲主義―憲法は何のためにあり、誰が守るものなのか;1年 公共 民主主義―多数決は万能か;2・3年 政治・経済 人間の尊厳と平等―なぜ根強いジェンダー格差があるのか認知バイアスで考える;1年 公共 人権の尊重と日本国憲法:自由権―コロナ禍の経済活動の制限は自由権の制限として妥当か;1年 公共 公共の扉―公共的な空間における基本的原理―SNSの投稿制限から考える表現の自由 ほか)
著者等紹介
橋本康弘[ハシモトヤスヒロ]
平成7年に広島大学大学院を修了後、広島市立大手町商業高等学校教諭、広島大学附属福山中・高等学校教諭などを経て、平成14年に兵庫教育大学助手、平成16年に福井大学教育地域科学部助教授に就任。平成22年度には文部科学省教科調査官を務める。現在は、福井大学学術研究院教育・人文社会系部門教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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