文春文庫<br> 山霧―毛利元就の妻〈下〉

文春文庫
山霧―毛利元就の妻〈下〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 397p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167200336
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

大国にはさまれて圧迫される中国地方の小国主は、明るい妻に励まされて次第に本領を発揮し、戦国乱世を生きぬいていく。歴史長篇

内容説明

中国地方は大内氏と尼子氏の二大勢力が根をおろし、そのはざまで元就はたえまなく翻弄されていた。しかし、政略結婚でありながらまれにみるほど愛された妻の天性の明るさに支えられて、元就は次第に実力をつけ、一歩一歩戦国大名への階段を上っていく。乱世を生きぬく武将とその妻を描いた、長篇歴史小説。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

GaGa

42
大内氏、尼子氏という巨大勢力挟まれつつも、権謀術数を用いて大大名となった毛利元就とその妻を描いた作品。読み応えあり。正直あまりなじみが薄く、滅んだ大内や尼子の立場から言えば、とんでもない悪党とも思える元就だが、やはり苦労があったのだろうとつくづく思う。ただ、この先も読みたいと思えるところで終わってしまっているのが難点か。2012/01/05

金吾

31
華々しい部分は余りないですが、戦国時代を現代に置き換えたような話であり面白かったです。尼子も大内もえげつなく書かれていないためさっぱりとした印象を受けました。2023/01/01

onasu

21
当時の安芸の情勢は、山陰からは尼子、西からは大内が迫り、上巻では尼子についていた元就も、下巻では大内に鞍替え、それがために本拠郡山城を尼子勢に囲まれ、攻勢に転じては大内勢として月山冨田城を囲むが…。  そんな中、おかたは実家の吉川とは代替わりで縁が薄れ、毛利の家の者として、娘や次男三男の行く末に頭を悩ますが、富田城の敗戦の頃から流石の思い切りの良さも影を潜め…。  歴史の流れからすると中途半端な幕切れだが、もう少しこの二人の丁々発止を読んでいたかった。副題は「毛利元就と妻」の方が適当なんでないかな。2016/11/12

ちばと~る

18
大河ドラマ『毛利元就』原作本の下巻。渡辺通の&小三太の散りざまに涙~。権謀術数駆使して中国の覇者となる元就ですが~その前におかたが亡くなって終わってしまう~ドラマでわ悪魔に魅入られたかのような中村橋之助がよかったな~吉川家乗っ取りの陰謀の件はエグかったぜ~2013/02/03

マッサー

14
毛利元就の妻、おかたの一生で話が終わる。元就は、おかたが死ぬまで、側室をつくらなかったほど、思いを寄せていた。政略結婚が普通の時代にここまでおしどり夫婦でいられたのは、あまりないケースだっのかもしれない。元就という人物のことも知れてよかった。❗️❗️❗️❗️❕2021/07/04

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