内容説明
もう許していただきたいのです。負けを認め、教子が祈りを捧げた朧の息子・太郎。不思議な力を現す太郎は、ほんとうに「神」なのか?「夜」を彷徨う人々が目指す先は―王国。「王国記」シリーズ最新作、いよいよ佳境に。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ナチュラ
14
王国記シリーズ5巻(文庫は6巻)。 「午後の磔刑」前作から更に5年が経ち、朧は32歳になった。太郎は10歳になり、同年代よりは大分大人びた口調で話す。彼らを中心にした周りの人達もこれから大きな転換期を迎えそうだ。「午後の磔刑」というタイトルは実に美しい。まさに磔刑であった。2020/02/27
あおさわ
4
太郎が覚醒しはじめ、王国がひそかに成長する。教子さん、太郎、百合香、そして朧のよくわからない鬱屈と陶酔。今回は薄味でしたが、何か予感はある雰囲気です。2013/01/09
虫尾
2
物語の中間報告のようなものか。 主人公が次世代に移る中で大河小説全体としては物語を補完する一冊なのだが、表面的に暗示的な表現を用いながら、台詞も含めて非常に説明的。 脳みそを使っていないやっつけ仕事の気配がたっぷり。 芥川賞受賞作シリーズとしては大いに不満。2010/08/08
ぴよ
1
武者小路実篤の「お目出たき人」を彷彿とさせる、宇川くんから目が離せない。露骨な暴力とセックスの描写と、対照的に深く深く宗教やら自己やらを掘り下げていく、そんないつもの王国記でした。ただパンチの足りない感じではあったけど。もっと何言ってんだろって思いながら読みたいのにー。2010/11/08
gitta
1
このあたりから飽きてきました。