出版社内容情報
地理授業のつまずきを解消するための授業プラン
内容説明
これまで高等学校においては、「知識教授型」の授業が中心で、目の前の生徒を偏差値という記号で輪切りにして、実践されてきた部分があると思います。2022年度から本格実施となった学習指導要領を受けて、「討論型」「対話型」「ペア・トーク型」なども含めた、深い学びを実現する授業への取り組みが始まっています。授業と評価の一体化を目指す為には、PDCAの授業改善のサイクルも大切ですが、その中で教師が想定していない「つまずき」も見られ、指導目標を達成できない授業も生まれてしまっているようです。そこで本書では、生徒が陥りがちな「つまずき」をサポートし、「指導と評価の一体化」を実現する地理授業&評価モデルを、生徒の興味関心を高める最新の授業テーマで提案しました。
目次
1 指導と評価の一体化を目指す!高校地理「PDCA」授業デザイン―つまずきから授業を変える!(はじめに―なぜ、今、指導と評価の一体化なのか;なぜ、「PDCA」授業デザインなのか;「PDCA」授業デザインの指導と評価の一体化の方略;おわりに―つまずきによる授業改善の見える化)
2 つまずきから授業を変える!高校地理「PDCA」授業&評価モデル(1年 地理総合 地図とGISの活用:地図―身の回りの地図を集めよう!;1年 地理総合 地図とGISの活用:地理情報システム―GISでどんなことができるのか;1年 地理総合 生活文化の多様性と国際理解―主食や食べ方の背景を考えて自他の文化を尊重する;1年 地理総合 生活文化の多様性と国際理解―ムスリムの行動様式と自己の価値観を照らし合わせる;1年 地理総合 地球的課題:地球環境問題―地球温暖化の解決に向けた国際協力の吟味 ほか)
著者等紹介
橋本康弘[ハシモトヤスヒロ]
平成7年に広島大学大学院を修了後、広島市立大手町商業高等学校教諭、広島大学附属福山中・高等学校教諭などを経て、平成14年に兵庫教育大学助手、平成16年に福井大学教育地域科学部助教授に就任。平成22年度には文部科学省教科調査官を務める。現在は、福井大学学術研究院教育・人文社会系部門教授
中本和彦[ナカモトカズヒコ]
平成3年に広島大学教育学部を卒業後、広島県の高等学校教諭となり、平成14年広島県立教育センター指導主事。平成20年に四天王寺大学教育学部講師、その後准教授、教授を経て、平成31年から龍谷大学法学部准教授。その間、平成11年兵庫教育大学大学院修了、平成23年兵庫教育大学大学院連合学校教育学研究科修了(博士(学校教育学))(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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