内容説明
本書では、埼玉県三郷市立吹上小学校と東京都台東区立東泉小学校の2校の研究に基づいて、どの子どもも必ず書けるようになる「書くこと」の授業づくりを紹介しています。それは、どの子どもも論理的文章を書くことができる授業です。初任の先生や国語を教えることが苦手な先生も、すぐに取り組むことのできる小論文の指導法です。収録している学習指導案には、全発問・指示・説明をせりふで台本のように書いてあります。また、資料編として「書く」学習の導入やまとめなど、短時間で学習できる、コピーして使える「論理のドリル」がついています。子どもの論理的思考力・表現力を確実に育成する授業を、ぜひ一度、実践してみてください。
目次
1 小学校国語の「書くこと」の学習の全体像(論理的に「書く」学習の問題点;小学生から「小論文」の書き方を教える;「小論文」の学習プラン;「書くこと」の授業にまつわるQ&A)
2 学校研究1 埼玉県三郷市立吹上小学校(研究の概要;校内研究の重点項目;全校で取り組んだ小論文の書き方学習;各学年の実践事例;口頭作文の実践;学校研究の成果と課題)
3 学校研究2 東京都台東区立東泉小学校(研究の概要;校内研究の重点項目;全校で取り組んだ小論文の書き方学習;論理的文章を「読むこと」「書くこと」における各学年の実践事例;読書感想文の実践事例;学校研究の成果と課題)
著者等紹介
長谷川祥子[ハセガワサチコ]
1987年埼玉大学教育学部卒業、2006年早稲田大学大学院教育学研究博士後期課程満期修了。1987年都立足立ろう学校教諭、1991年北区立堀船中学校教諭、1999年新宿区立牛込第二中学校教諭、2006年東京都教育委員会指導主事、2011年豊島区立豊成小学校副校長、2013年北海道教育大学、2017年より青山学院大学勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。