出版社内容情報
書名
内容説明
小学校を4年で中退して丁稚となった松下幸之助は、弱冠22歳でソケットの製造販売を始めた。以来、電器一筋に、「ナショナル」「パナソニック」という世界ブランドを育て上げ、「水道哲学」という独得の理念の下、積極的に社会への発言を続けた“経営の神様”の履歴書。
目次
父が米相場で失敗
小僧時代
電灯会社時代
創業時代
松下電器の運命をかける
昭和二年の恐慌
発展時代
労組の擁護運動で追放取りやめ
会社再建めざし米国視察
フィリップス社と提携
中川電機と日本ビクターを引き受ける
5カ年計画で売上4倍を
輸出増大を図る
会長に就任、経営見守る
甘えた「所得倍増論」に警鐘
40年不況で陣頭指揮に
“ダム経営”のもと集5日制へ
経営は芸術、賃金でも欧州抜く
創業50周年記念式典
過疎地信仰と万博「松下館」
会長退任、決意新たに
著者等紹介
松下幸之助[マツシタコウノスケ]
1894年和歌山県生まれ。小学校を4年で中退、火鉢店、自転車店などに奉公した後、大阪電灯の工事担当者となる。22歳で独立、松下電器製作所を開設。アタッチメントプラグ、自動車ランプなどの製造で成功し、アイロン、ラジオなど次々に業務を拡大する。33年には事業部制を実施し、35年松下電器産業株式会社に改組、社長となる。46年PHP研究所設立。52年オランダのフィリップス社と提携。61年松下電器会長。73年相談役。80年松下政経塾開塾。87年勲一等旭日桐花大綬章受章。89年4月94歳で死去
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
座敷童
13
やはり松下幸之助氏である。松下幸之助の松下幸之助たる所以というか。とにかく筋が通っている。古くない。 幸之助が今の経済界を見たら何とおっしゃるのだろう。2022/01/11
退院した雨巫女。
12
《私-蔵書》歴史ヒストリアで観て、松下幸之助さんの生き方が、気になって読みたくなりました。買って、かはり時間経ちましたが、読んでよかった。今の現状是非相談したい方でした。2020/04/22
活字の旅遊人
8
すごい人だ。
村越操
7
今や当たり前になった週休二日制の導入敬意に経営者としての先見性と気概を見た気がしました。2013/01/01
Takeshi Sato
4
感謝すれど満足せず。最近なぜか著名人の自伝を読みたくなり購読。一般人にはおよびのつかない世界に触れることができ、感慨深い。人を育てることの確信に触れた気がする。2012/10/29