出版社内容情報
中学校通級指導のパイオニアでありスペシャリストな著者が行ってきた、苦手さがある思春期・生徒への指導の数々をアイデアいっぱいに紹介した。その子にあった学び方を追求するだけではなく、自尊心を高め、自己理解を促す指導はまさに生き方支援へとつながっていく。
内容説明
「勉強ができなくてもいい」と思っている子は一人もいません。ですから、通級を担当するようになってから、その子に合った学び方を追求するということがライフワークになりました。その指導のスキルと思いを全て、本書に込めました。難しさがあり、通級指導教室に通う子どもたちが、日頃多くを過ごすのは通常の学級です。ここで取り上げた多くのアイディアは、通常の学級の先生と共に行ってこそ役立つものばかりです。ぜひ、本書のアイディアを通常の学級の先生と共有してください。目の前の子どもたちのために、本書が役立ちますことを願っています。
目次
第1章 中学校 通級指導教室担当の仕事の心得(子どもの声を取り入れる;学級担任と子どもをつなぐ;保護者と子どもを取り持つ)
第2章 中学校 通級指導教室担任の指導スキル(学校生活サバイバル支援スキル;各教科のアイディア教材スキル;自尊感情を高めるスキル)
著者等紹介
川〓聡大[カワサキアキヒロ]
立命館大学産業社会学部人間福祉専攻教授
三富貴子[ミトミタカコ]
埼玉県熊谷市立富士見中学校発達障害・情緒障害通級指導教室担当。特別支援教育士、公認心理師。平成27年度埼玉県優秀な教職員(はつらつ先生)表彰。平成28年度文部科学大臣優秀教職員表彰。平成19年度から21年度まで、文部科学省指定研究開発学校(特別支援教育)の研究に携わる。平成19年度から埼玉県公立中学校で初めて設置された発達障害・情緒障害通級指導教室の担当者となる。通級開設以来「自分らしい学び方を追求する通級」を目指し、学ぶことを諦めさせない指導を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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