出版社内容情報
人間は絶対孤独で、人と人が真に分かり合うことはない。だから考え続けよ。絶望から出発するのだ。混沌とした先行きを照らす箴言集。
内容説明
言葉は時代の価値観に左右され、人と人が真に分かり合うことはない。人間は孤独だ。だが、絶望から出発しなければならないのだ―。常に疑問を持ち思索を続けることを説いた思想家が、悪、歴史と現実、西洋と日本…現代に至る問題を平易に論じ、混沌とした先行きを照らす。学生への特別講義四篇を完全再現。
目次
講義1 悪に耐える思想(日本の思想と西洋の思想;言葉は主観的なものである ほか)
講義2 「近代化」とは何か(歴史と伝統と文化;「近代化」の歴史的必然性 ほか)
講義3 現代の病根―見えざるタブーについて(言葉の乱れ;タブーの意味 ほか)
講義4 人間の生き方、ものの考え方(自由とは何か;「自分」からの自由 ほか)
著者等紹介
福田恆存[フクダツネアリ]
1912(大正元)‐1994(平成6)年。東京本郷に生れる。東京大学英文科卒業。中学教師、雑誌編集者、大学講師などを経て、戦後、文筆活動に入る。評論、劇作、翻訳の他、チャタレイ裁判では特別弁護人を務め、自ら劇団「雲」(後に「昴」)を主宰し、国語の新かな、略字化には生涯を通じて抗した。1956(昭和31)年、『ハムレット』の翻訳演出で芸術選奨文部大臣賞を受ける
福田逸[フクダハヤル]
1948(昭和23)年神奈川県生まれ。上智大学大学院文学研究科英文学専攻修士課程修了。明治大学名誉教授、翻訳家、演出家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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黒澤ペンギン
yutaro sata
マウンテンゴリラ
あ
Votoms