シヴァ―狼の恋人〈下〉

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  • サイズ B6判/ページ数 317p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784797361100
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

内容説明

いつまであなたは人間でいられるの?二人ともわかっていた―この幸せはいつか終わりを告げると。そのときあたしは、どうなるのだろう?手首の傷、震えて変わってしまう体。寒さがあたしたちを引き離そうとする…哀しい過去をもつサム。人間に戻れるのは限られた季節だけ…想いを確かめあった矢先、冬の訪れが二人を引き裂く。『NYタイムズ』ベストセラーリストに32週間連続ランクイン。ミステリアスで純粋なラブストーリー。

著者等紹介

スティーフベーター,マギー[スティーフベーター,マギー][Stiefvater,Maggie]
作家。2008年に“Lament”でデビュー。『シヴァ狼の恋人』は、世界32カ国で出版が決まるなど、詩的で叙情性ゆたかな作風で多くの読者に支持された。アーティストとして絵画制作や音楽活動も手がけ、そのマルチな才能が注目されている。現在は、ヴァージニア州の郊外に夫と二人の子供と暮らす

橋本恵[ハシモトメグミ]
翻訳家。東京生まれ。東京大学教養学部卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

星落秋風五丈原

27
邦題が思いっきりネタバレしているが、つまりはそういう話だ。二人の出会いは幼い頃、季節は雪の頃、森。グレースは狼に襲われたが、ただ一匹助けてくれた狼がいた。その“黄色い瞳”の狼が忘れられずに17歳の高校生になったグレースは、浮いた噂一つない。そんな時、地元の高校生が狼に襲われ、死体が発見されないという事件が起こる。大人達は山狩りに出かけるが、グレースが気になっているのはあの狼のことだ。そしてグレースはある男性と運命的な出会いをする。2021/04/09

ゆう

27
図書館本。サムが人間のままでいられる期間があとわずかかもしれない、次に狼になってしまったら…というギリギリのラインであれやこれやが起きて下巻はハラハラ。サムとグレースならどっちになっても上手くいきそうな気がするけど、それでもやっぱり人間でいてほしいって思っちゃう。最初はどうよって思ってたイザベル、あれ?実はいい子?個人的にはグレースよりイザベルほうが好きかも…ってなった。上下巻通して、情景とか空気感とか描写が綺麗で心地よかった。2016/06/30

日夏

21
狼でも人間でもないただのサムとしての、ささやかな時間が過ぎていく。彼は行ってしまった。この目を忘れないでという言葉を残して。サムの親代わりのベックの協力を得た最後のチャンスも失敗した。グレースは二度もサムを失った。あの森が恋しい。サムが恋しくて堪らない。読んでいる私も涙が止まらない。けれど小さな奇跡が起こったのだ。冷たい風が二人を包む。もう、寒さは怖くない。2020/12/04

アン

20
サムの人間でいられる期間が限られてきて、更に今度の変身が最後になるだろうという事でハラハラ。 ちょっとの気温の変化でも危なくなってきているのに、そこに狼になりたてのジャックが絡んで来てドキドキするシーンがありました。 サムとグレースは離ればなれになっちゃうの?それとも一緒にいられるようになるの??最後はあれ?あっけない・・・。 この物足りない感じはシリーズ二作目が出たらスッキリするのかしら? 2015/07/24

amdd

10
「SHIVER」とは震え。狼に変身する前の、最後の抗い。狼に襲われた経験がありながら、黄色い瞳をした一匹の狼を追い続ける少女と、密かに彼女に恋い焦がれる狼男のラブストーリー。私もずっと目をかけてた狼が人間になったら恋しちゃうかもなぁ。あ、いい所で終わってしまったんだけど、これ三部作なんですか。うーん、続きを読むか微妙。2011/10/25

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