文春学藝ライブラリー
吉田松陰

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  • サイズ 文庫判/ページ数 407p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784168130366
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0195

出版社内容情報

2015年大河ドラマで要注目! 久坂玄瑞、伊藤博文らを育てた「松下村塾の熱血教師」の激しい生涯。全集編纂者による名著復活。

2015年大河ドラマで要注目! 亡命、ペリー直訴事件、老中暗殺計画、絶食、二度の獄中生活、そして死刑。高杉晋作、久坂玄瑞、伊藤博文ら多くの志士を育てた「松下村塾の熱血教師」の激しすぎる生涯を細大漏らさず記録した『松陰全集』全十巻編纂者による唯一無二の評伝が復活。動乱の幕末に散った思想家の実像とは――(解説・小島毅)

内容説明

理想に燃えた革命家か、血気に逸った莫迦者か、偉大なる危険人物!『吉田松陰全集』編纂者による決定版評伝。

目次

第1章 山鹿流兵学師範時代
第2章 遊歴時代
第3章 第一回在獄時代
第4章 幽室時代
第5章 再獄時代
第6章 殉難前後
第7章 流風遺響
吉田松陰年譜略

著者等紹介

玖村敏雄[クムラトシオ]
1896(明治29)年‐1968(昭和43)年。教育学者。山口県生まれ。1915(大正4)年山口県師範学校本科第二部卒業後、小学校訓導となる。1920(大正9)年広島高等師範学校教育科に入学、卒業後、高等女学校教諭となる。1924(大正13)年広島高等師範学校徳育専攻科に再入学。1926(大正15)年広島師範学校教諭、1929(昭和4)年広島高等師範学校講師、翌年、教授となる。『吉田松陰全集』(岩波書店)の編纂委員を務めたのち、1944(昭和19)年文部省教学官(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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kenitirokikuti

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解説の小島毅によると、この評伝は昭和11年のもので、松陰を教育者とみなしたもの。そもそも著者が教育のひとだった。ただ、明治半ばまでの松陰は徳富蘇峰の評伝にあるように逆賊の革命家である。蘇峰は松陰をマッツィーニになぞらえている。2015/02/14

momen

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吉田松陰の教育や政治活動の軌跡を時系列で解説。1930年代発売の「吉田松陰全集」の姉妹本的な感じで、松陰や関係者の残した当時の資料が大量に引用されており便利(ただし現代語訳なしで原文そのまま)。戦前の本ゆえ思想的な部分が強いが、解説で本書含め時代による松陰の捉えられ方に触れられており、多角的な視点で歴史を考える一助になる。松陰の活動内容はともあれ、勉強に対する向き合い方や教育論、弟子や周囲の人への態度、真剣かつ純粋な内省とそれに伴う考え方の変化など、生き方や考え方の姿勢に関しては学ぶことが多い。2024/03/23

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