文春文庫<br> 星影さやかに

個数:
電子版価格
¥850
  • 電子版あり

文春文庫
星影さやかに

  • ウェブストアに4冊在庫がございます。(2025年03月27日 02時54分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 288p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167922504
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

●<マカン・マラン>シリーズ著者による感動の家族小説

昭和39年、羽田の町工場で働く良彦のもとに
亡き父の日記が届く。
戦時中に「非国民」と周囲から罵られ、
終戦後も自室にこもり続けた父を、
良彦はかつて軽蔑していた。
しかし、日記を紐解くと、
そこには父が口にすることがなかった想いと壮絶な人生、
そして良彦の家族三代をめぐる数奇な運命が記されていて――。

解説・中島京子

内容説明

昭和39年、羽田の町工場で働く良彦のもとに亡き父の日記が届く。戦時中に「非国民」と周囲から罵られ、終戦後も自室にこもり続けた父を、良彦はかつて軽蔑していた。しかし、日記を紐解くと、そこには父が口にすることがなかった想いと壮絶な人生、そして良彦の家族三代をめぐる数奇な運命が記されていて―。

著者等紹介

古内一絵[フルウチカズエ]
1966年、東京都生まれ。『銀色のマーメイド』で第5回ポプラ社小説大賞特別賞を受賞し、2011年デビュー。17年、『フラダン』が青少年読書感想文全国コンクールの課題図書に選出、第6回JBBY賞(文学作品部門)受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

NAOAMI

15
戦中~戦後、東京オリンピックの年まで。亡き父親が残した日記をなぞる次男の追想、母そして父の内面が綴られる。戦時中とは言え空襲被害もない山村故かどことなく凪いだ印象の物語。名家豪農の生まれで東京で職を得た父は、関東大震災の朝鮮人暴動デマによる人種迫害に巻き込まれ、英語教師だからこそ解りえた米国の強大さから「日本は戦争に勝てない」と生徒前で発言し故郷に強制送還。そこでも「非国民」のレッテルに苛まれる。自分の父親が揶揄され、神経症と判断された距離感を次男が如何に埋めるか。しんしんと雪のように心に降り積もる物語。2024/10/10

katsukatsu

14
宮城県の古川を舞台に、戦中戦後を逞しく精一杯に生きた人々の物語です。話の中心になる良彦は昭和11年生まれ。父の良一は非国民と後ろ指をさされる元英語教師、書斎に引きこもっています。そして良彦の傍らにいつもいる妹の美津子、家族守るようにして生きる母の寿子の逞しい姿もそこにありました。でも、そんな父にも、ある過去が……。名場面は広原村の喜勢子の家を訪れた時の母の語り。それと古川での葬儀の様子。この物語では、生活の中で綴られる戦争の一つの真実が語られています。心に強く響き、そして心に深く残る一冊でした。2024/08/23

Matoka

13
「さやかに」の意味がわからずに調べてしまった。この時期に読むのにぴったりの一冊でした。 「お父さんに限らず、この世の中で生ぎでいぐのは、ご苦労さんなこどでねでがしょか」 作者のお父さんとお祖父さんの実話が元になっているんだ…すごい時代だったんだなぁ2024/08/15

Nobuko

8
いつもと作風が少し違うけどなかなかの良作でした2024/07/13

M Y

7
格好の良い女達が、激動の時代を駆け抜けていく、戦中戦後のお話でした。昭和100年の今年、考えさせる本です。古内先生の世界を堪能しました。2025/01/05

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/21983130
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。