出版社内容情報
張り込みに失敗し左遷に怯える乾正悟。ある日、拉致されて出会ったのは頬に傷持つあの男! 理不尽な命令と激ウマ飯の渦に悶絶する!
内容説明
新米刑事の乾正悟は薬物疑惑の芸能人の張り込みに失敗し、左遷におびえる日々。そんなある夜、何者かに拉致されて、着いたところはヤクザの事務所。そこで出会った頬に傷持つ男は、警視庁の捜査官を名乗る。正悟は理不尽な命令と激ウマ飯のはざまで煩悶したあげく―。手に汗握る潜入捜査の裏側を描く文庫書き下ろし第7弾!
著者等紹介
福澤徹三[フクザワテツゾウ]
1962年、福岡県生まれ。デザイナー、コピーライター、専門学校講師を経て作家活動に入る。2008年『すじぼり』(角川文庫)で第10回大藪春彦賞を受賞。ホラー、怪談実話、警察小説、クライムノベルなど幅広いジャンルを手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ツン
109
「偶然屋」という本を本屋さんで見て、読んでみたいなと思っていたところに、「偶然などというものは信じない」というセリフが出てきてびっくり。でも、結構大きな偶然があったような?でも、あれは必然と言えば必然なのかな。でも、相変わらず気持ちのいい読後感でした。2021/08/09
H!deking
78
久しぶりの柳刃の兄貴!今回もめちゃくちゃ美味しそうな料理の数々でした!また色々作ってみよ〜!2023/08/19
at-sushi@進め進め魂ごと
77
覚醒剤の取引現場を押えるため、新米刑事と共に張り込みする柳刃と火野コンビ。という本筋の方は最早どうでもよく、例によってレトルトカレーやプルコギなど身近なものから、どんだけ取材経費で食ったのかと妬ましくなるような高級食材まで、飯テロリスト柳刃の料理の腕が冴え渡る。遮二無二蘊蓄を語りたがったり、捕り物を前に牛テールを仕込んで出掛ける柳刃カワイイw2021/09/02
紫綺
73
シリーズ第7弾。今回はドジな新米刑事編。ヤク絡みの特捜を通し、少しずつ成長していく。相変わらずの創意工夫レシピが、食欲を刺激する。2021/11/30
ジュール リブレ
72
本シリーズは、ワンパターンではあるけれど、美味しいメニューがてんこ盛り。今回は若手捜査官を巻き込んで、なので、簡単なメニューが多く、応用ききそう。レトルトカレーを使ったカレーうどんがひと味違う。大いなるマンネリでぜひ続いてほしいです。2021/12/10