文春文庫<br> 発現

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文春文庫
発現

  • 阿部 智里【著】
  • 価格 ¥792(本体¥720)
  • 文藝春秋(2021/08発売)
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  • サイズ 文庫判/ページ数 258p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167917340
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

「おかしなものが見える」心の病に苦しむ兄を気遣う大学生のさつき。しかし自分の眼にも、少女が見え――戦慄の物語。

内容説明

「おかしなものが見える」憔悴しきった姿で、兄が実家に戻ってきた。大学生のさつきは、心の病だと信じて兄を気遣うが、そのうち自分の眼にも咲き乱れる被岸花と少女が映りはじめる。これは本当に病なのか、それとも―昭和と平成、二つの時代をまたいで繋がる「恐怖」の正体とは?戦慄の長編小説。中島京子氏との対談収録。

著者等紹介

阿部智里[アベチサト]
1991年群馬県生まれ。2012年早稲田大学文化構想学部在学中、20歳という史上最年少の若さで松本清張賞を受賞。デビュー作『烏に単は似合わない』は高い評価を受けた。14年早稲田大学大学院文学研究科に進学、17年修士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

相田うえお

72
★★★☆☆23038【発現 (阿部 智里さん)】これはホラーの括りになるんでしょうか、ひさびさに全身に鳥肌がたつほどの怖さを感じた作品でした。(当方、ホラーは不得意ジャンルなのになぜか手に取っちゃったんです。知らんけど。。)ただし序盤を過ぎると単に怖さだけではなく、奥の深い展開になってくるんです。もう、ホラーっていうのは表面的なことであって、これをスパイスとして使うことで、考えなければならない,忘れてはならない、そいいった輪郭がしっかり見えてくるんだと思います。(なんだかんだ言ってもやっぱり怖いけどね。)2023/06/01

JKD

54
少女の死体と彼岸花に追いかけられるシーンが鮮明にイメージできる描写がリアルで恐い。後世に引き継がれるこの幻覚の正体が戦時中の悲惨なトラウマ体験であったという話はシンプルで分かりやすく物語として十分楽しめました。一方で戦場の武勇伝は果たして正義なのかという視点で考えるとやるせない気持ちがどんどん大きくなり、いろいろ考えさせられました。2021/09/02

カムイ

48
八咫烏シリーズは読みたい作品ですがまずは【発現】をとカムイは好きですホラーでもあり戦争ものでもありました、戦争体験のトラウマをホラー仕立てですが伝染するみたいに発現は面白いと思った。2023/12/30

annzuhime

47
突然現れる光景。これは現実か妄想か。過去と現代がつながる時、そこには悲しい連鎖があった。うーん。大好きな阿部さんなので楽しみにしてたけど、ちょっと違ったなぁ。結局、呪いとかオカルト系のジャンルで片付けられた感が強い。テンポとずっと変わらず冗長だと感じてしまった。八咫烏シリーズとの違いにびっくりでした。2022/09/17

Akihiko @ VL

42
阿部智里さん8冊目の読了。"地獄を知らない者に、地獄は語れないのだ。" そう。私が知っているのは戦争そのものではない。ましてや軍平達の想像を絶する心内などは、決して推し量れるものですらない。敵国へ参じる。人を殺す。敗戦する。捕虜となる。帰国する。糾弾される。忌み嫌われる。これがどれだけ辛いことだろうか。『救国の英雄』だったはずの士官は、あろうことか『殺人者』の汚名を着せられることになる。名声を得るはおろか人としての名誉を失うことになった彼等を忘れることなど断じてならない。2021/09/02

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