内容説明
青森行・特急「ゆうづる5号」の個室寝台を予約した青年実業家の新井は、上野駅で見知らぬ美女に誘われ同室することになった。だが、翌朝、彼女がいたはずの寝台には別の女の刺殺体が。新井が慰謝料で揉めている銀座のホステスだった。これは新井を陥れる罠なのか?十津川警部は、謎の美女の行方を追う。
著者等紹介
西村京太郎[ニシムラキョウタロウ]
昭和5(1930)年、東京生まれ。陸軍幼年学校で終戦を迎えた。都立高校卒業後、人事院に十年余勤務。作家をめざし多くの職業をへて、38年「歪んだ朝」で第2回オール讀物推理小説新人賞を受賞、作家デビュー。その後40年に「天使の傷痕」で第11回江戸川乱歩賞、56年「終着駅殺人事件」により第34回日本推理作家協会賞(長編部門)、平成16年に第8回日本ミステリー文学大賞、22年に第45回長谷川伸賞、31年に第4回吉川英治文庫賞を受賞。大ベストセラー「寝台特急殺人事件」をはじめ、著書多数、トラベル・ミステリーの第一人者である(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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