出版社内容情報
韋駄天揃いの凶賊「葵蜥蜴」の尻尾は容易くは掴めない。〝しノ字〟小平太の命で敵の虎穴に潜る火盗改の伊刈運四郎に、危機が迫る!
内容説明
元飛脚の盗賊「葵蜥蜴」は韋駄天揃い、白昼堂々と人を殺め、金を盗む。「しノ字組」はその塒を急襲するが捕縛に至らず。そこでさる寺の閻魔像から消えた右目を発見した伊刈運四郎は、帰路、隻眼の雲水に襲われる。「小平太に伝えよ。わしはまだ生きておる」。葵蜥蜴、雲水、しノ字小平太の絡みあう因縁。謎が謎を呼ぶシリーズ第三巻。
著者等紹介
坂岡真[サカオカシン]
1961年新潟県生まれ。早稲田大学卒業後、大手デベロッパー勤務を経て、作家デビュー。詳細な時代考証と緻密に練られたストーリー展開に、四季折々の江戸の情景や人情の機微を織り込んだ時代小説を数多く手掛ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やま
84
火盗改しノ字組3作目 2019.07発行。字の大きさは…小。閻魔の目玉。どんどん、かかか。伝馬騒動、生か死かの4話。火盗改の召捕り方「しノ字組」同心・伊刈運四郎が盗賊「葵蜥蜴」を苦労の末、召し捕るまで。 【読後】いまひとつ物語に心が入らないというか、なにか気が載らないのか、読むのに苦労した本でした。 また、字が小さくて、読むのに苦労しました。2019/08/21
とし
77
火盗改しノ字組「生か死か」3巻。何時も弓組に手柄を持って行かれているしノ字組、今回は大手柄だったのにしノ字組の活躍は表に出ず残念、名乗りは出来なかったが、於菟の母と会えて良かったですね。2019/08/16
ベルるるる
16
なかなか読み進められずにやっと読了。話があちこちに飛び、それを無理矢理につなげていったような感じ。おまけに主人公は相変わらず悪人でさえ斬るのをためらう。これでは共に戦っている仲間の命を危険にさらしてしまう。しノ字の小平太はいつも不在で突然現れるけど、現れた時に何でも知っているのはなぜ?2019/09/10
ひさか
5
2019年7月文春文庫刊。書下ろし。シリーズ3作目。4つの連作短編。謎が謎呼ぶも延々と続くとあきてしまいます。ストーリーのまとまりが悪い感あり。次巻に期待。2019/10/23
Masayoshi Arakawa
2
20190918 図 このシリーズもおもろい❗2019/09/17